iPhoneにはいわゆる「カメラアプリ」が無数にあるんだけど、わたしの周辺には「撮影は標準のカメラアプリで行い、あとからふさわしい処理をかける」人が多い。確かにそれには一理あって、標準カメラアプリはすぐ起動できるし、たいていのカメラアプリはライブラリ上の写真を処理できるしで、わざわざ別のアプリを起動してまで撮る必要がどこにある、と。
だがしかし、標準カメラアプリの代替を狙った高機能カメラアプリはたくさん出ている。それらはなぜあるか、標準カメラでできないナニができるのか。そこで紹介したいのが「プロカメラ」(350円)。2010年12月にバージョン3で日本語表記対応してくれたばかりのアプリだ。
プロカメラの撮影画面。ガイドラインと水準器はオン。上級者モードもオン。菱形が露出、正方形がフォーカスだ。「AWB」をタップするとそこでホワイトバランスが固定される。シャッターボタンと並んでいるのは、動画と手ブレ防止シャッター。手ブレ防止をオンにすると、カメラのブレが止まった瞬間に自動的にシャッターが切れるわけである「プロ」というくらいだからあれこれ機能はあるんだけれども、わたしが気に入った機能はふたつ。
ひとつはガイドライン&水準器表示。iPhoneを正面に構えて撮るときはいいけれども、ヘンな姿勢でヘンな角度から撮るときは水平が崩れやすい。そんなときは水準器をチェックである。これは標準カメラにはない。
もうひとつは、AFと露出を別々に指定できる機能。これは上級者モードをオンにすると出てくる。標準のカメラ(アプリ)はタップした場所にフォーカスと露出の両方が合うが、プロカメラはそれぞれ別の場所に合わせられるのだ。これが便利。
フォーカスを合わせたい場所で長押しすると(全画面シャッターをオフにすればタップするだけでいい)そこに菱形と正方形を合わせた枠があらわれる。
で、その枠をドラッグすると、菱形だけがドラッグに付いてくる。正方形がフォーカスで菱形が露出だ。あとはこの2つを動かして微調整すればOKである。
ついでに、ホワイトバランス固定機能もある。適当なとこで「WB」ボタンをタップすれば、そこでホワイトバランスがロックされる。
普段は標準カメラで、でも標準カメラでは難しいなってときはプロカメラで撮る、とわたしは使い分けてる。お勧め設定は上級者モードオン。ガイドラインと水準器オン。全画面シャッターオフだ。
で、もうひとつおまけにレタッチ機能。
プロカメラで撮った写真のみならず、ライブラリにある好きな写真に対してかけられるレタッチ機能も持ってる。
種類は「レタッチ」「フィルタ」「トリミング&回転」の3種類。特に明るさや色合いをさくっと変えられるレタッチやさくっとトリミングできるのは便利。これでレタッチして別途フィルタアプリでフィルタをかけてやるという流れはアリだと思う。
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