GfK Japan調べによる、デジタルカメラの販売ランキングをまとめた。年始のセール時期にかかる集計期間(1月3日〜9日)だったが、初売りの目玉にされたとおぼしき「D3000」は先週大幅ランクアップにて登場したものの姿を消し、「D90」(AF-S DX18-105G レンズキット)、「D3100」(レンズキット)というおなじみの顔ぶれが再度ランクインした。
一方、コンパクトデジカメのジャンルでは多少の順位の変動はあるものの、ランクイン機種の顔ぶれに大きな変化はみられず、カシオ計算機の「EX-Z370」(2010年10月発表モデル)が再ランクインした程度。ただ、ソニーからは“サイバーショット”の新製品が多数発表された。
新しいサイバーショットはフルモデルチェンジといえる内容で、多くの機種がさらに高画素化した裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”のほか、フルハイビジョン動画撮影や3D静止画撮影機能などが搭載してきた。そのなかで、地味ながら「おっ」と思わせる基本機能の改良を施してきたのが「DSC-WX10」(明るいF2.4+光学7倍+フルHD動画&3D撮影、薄型ボディのサイバーショット「WXシリーズ」)。
DSC-WX10は「WX」のシリーズ名が示すように、裏面照射CMOSを搭載したシリーズ中ではスタンダードタイプに位置づけられる製品で、既存モデルの「WX5」もロングヒットとなっている。スペック面ではF2.4の明るいレンズや7倍ズーム、背面ボタンワンプッシュでのフルハイビジョン動画撮影などの特徴を備えるが、オートフォーカスの高速化も図られており、「最短0.1秒」(同社)での高速AFが可能となっている。
デジタル一眼に比べての弱点といわれるオートフォーカス速度を改良してきた、DSC-WX10がどれほどの快適さをもたらしてくれるか、製品が入手でき次第、レビューにて検証してみたいところだ。
順位 | 前回順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1位 | 1 | キヤノン | EOS KISS X4 ダブルズームキット |
2位 | 2 | ソニー | NEX-5D |
3位 | 4 | オリンパス | E-PL1 レンズキット |
4位 | 3 | ソニー | NEX-3D |
5位 | 6 | ニコン | D3100 ダブルズームキット |
6位 | 5 | パナソニック | DMC-GF2W |
7位 | 8 | キヤノン | EOS KISS X3 ダブルズームキット |
8位 | 7 | オリンパス | E-PL1 ダブルズームキット |
9位 | 13 | ニコン | D90 AF-S DX18-105G レンズキット |
10位 | 15 | ニコン | D3100レンズキット |
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