新米パパに送る、新次元ビデオカメラ・キーワード(後編)(1/2 ページ)
一般にビデオカメラは、下から手を差し込んで持つものという固定観念があるが、それだと胸の位置より下で撮ることが難しい。しかし小さい子の撮影では、子ども同じ目の高さで撮影するのが基本だ(→新米パパに送る、新次元ビデオカメラ・キーワード(前編))。
このときはこれまでのセオリーにこだわらず、手を上から差し込んで持つといい。RECボタンが押しにくくなるが、最近は画面のタッチで録画やズームができる機種がほとんどなので、それほど問題にならない。
カメラを下げて撮影すると、これまで大人の目で見ていたものと全然違った世界を垣間見ることができる。子どもが何を見ているのか、どう見えているのかを、カメラを通じて体験することができるのだ。小さい頃にはきっとあなたも見ていたはずの風景を、追体験してみよう。こういうことができるのも、子どもがいる親ならではの特典である。
「画像処理エンジン」のキーワード
イメージセンサーからの信号を画像に変換し、さまざまな解析や処理を行なうのが画像処理エンジン(プロセッサ)の役割だ。ここで顔認識したり、レンズのゆがみを補正したりする。各社とも画像処理エンジンにオリジナルの名前を付けて訴求しているが、だいたい同じプロセッサを3年程度使い、次世代に乗り換えていくようである。
当然新開発のプロセッサほど性能が良く、より多くの機能を持っているが、採用されて3年目ともなるとかなり価格がこなれてくるため、お買い得感が出てくる。
顔認識
撮影している画像から人物の顔を見分け、そこにフォーカスや露出を合わせる機能を、各社とも搭載している。顔が数人ある場合は、どれかを選ぶことで優先的に合わせ込んでいく機能は、ソニー製品が搭載している。
一方、この機能を一歩進めて、「写っているのは誰か」を見分ける、個体認識をする機能をパナソニックとビクター製品が搭載している。ただしここまでの機能は、幼稚園の学芸会など大人数の子どもをいっぺんに撮影するような機会にはまあ有効だが、奥さんと子どもを撮るぐらいであればほとんど使うチャンスはないので、それほど深く気にする必要はない。
顔に限らず、画面上の被写体をタッチすることで、色や形からその物体を見分けてフォーカスなどを追従させる機能は、各社とも搭載している。動物の顔は顔認識には引っかからないので、ペットを撮影する際にはこの機能は重要だ。また後ろ向きでだっこされていて顔が見えない子どもを撮影する場合でも、洋服などを追尾させるとうまく撮影できる。
スマイルシャッター
顔認識の延長線上の技術で、動画撮影中に笑顔を認識して、その瞬間を静止画に撮影するのが、「スマイルシャッター」だ。ソニーが最初に搭載したが、パナソニックでは「笑顔オートシャッター」、ビクターは「スマイルショット」という名前で搭載している。
どちらかというと補助的な機能だが、思いがけないいいショットが静止画に残るので、使ってみるとなかなか楽しい。
オートモード
子どもの撮影では、事前に準備などしている時間はなく、いつもぶっつけ本番である。そんなときに、いかにフルオートで上手く撮ってくれるかが問題となる。
各社ともオートモードのチューニングには力を入れてきたが、最近はオールマイティなチューニングをするのではなく、自動的にシーンを見分けて最適なモードに変えてくれるというのが主流になっている。
キヤノンの「こだわりオート」は、38のモードの中から最適なモードを選んでくれる。ソニーの「おまかせオート」、ビクターの「インテリジェントオート」は12モード、パナソニックの「おまかせiA」は5モードだ。
これは単純にシーン数が多いほうがいいとも言い切れず、そもそもシーンの区分けも各メーカー独自の判断があり、同じではない。うまく撮影できるかどうかは、内部で画像分析したパラメータの数と判定精度で決まる。さらにモードの中でも露出やフォーカス、顔認識、手ブレなど複数の補正ポイントが入り込んでくる。実は一番撮影していて面白いのが、オートモードの動きだ。店頭でビデオカメラを選ぶ場合もあちこちカメラを向けてみて、どのようにモードが変わるかをテストしてみるといいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
3
楽天カード、本人認証をワンタイムパスワードに統一 27年2月から順次
-
4
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
5
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
6
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
7
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
8
不正アクセスによる漏えい人数、半年余りでのべ2億6000万人に 日本人口の2倍超
-
9
ANAの予約情報に不正アクセス、JALと同じ委託先経由で 個人情報をのぞき見た痕跡も
-
10
ギターの「形」は誰のもの? ヤマハにも警告、Fenderが“ストラト著作権”で仕掛けた知財攻勢
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR