この「D5100」は上位機種「D7000」と同一スペックの撮像素子と画像処理エンジンに加え、撮影領域を拡大してくれるバリアングル液晶を搭載した意欲的なモデルだが、同社一眼レフの中では「D3100」と並んでエントリークラスに位置することもあり、コンパクトデジカメからのステップアップユーザーでも容易に扱える配慮がされており、入門機としてお勧めできる。
既に上位機種を持っているユーザーから見ても、D5100は魅力的に映るだろう。RAW撮影時のバッファサイズも12枚とD7000との性能差がないところも良いと感じた(※D5100は14bit RAW固定)。このサイズで高感度撮影にも強く、フルHD動画も撮れるとあれば、サブ機としての有力候補になること間違いなしだ。
おまかせオート時にシーン判別できない場合は通常のオートモードとなる。 シーンモード:オート 絞りF8 シャッタースピード1/250秒 ISO 100 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離55mm
構図を決めてそのまま撮影できる顔認識AFは便利だ。シーンモード:ポートレート 絞りF4.5 シャッタースピード1/500秒 ISO 160 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離30mm
バリアングル液晶モニターなら手軽にローポジションの撮影が行える。 シーンモード:クローズアップ 絞りF8 シャッタースピード1/400秒 ISO 100 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離18mm
風景ほどの彩度はないが、ハイコントラストでメリハリの付くシルエットモードで撮影。 シーンモード:シルエット 絞りF11 シャッタースピード1/125秒 ISO 200 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離55mm
彩度とコントラストが高い風景モード。 シーンモード:風景 絞りF11 シャッタースピード1/160秒 ISO 100 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離18mm
シーンモード「桜」は、絞り込んで全体的にピントを合わせ、かつ、露出を低めにしてアクティブDライティングで白飛びを制御している印象。 シーンモード:桜 絞りF11 シャッタースピード1/125秒 ISO 160 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離18mm
シーンモード「紅葉」は、アクティブDライティングで全体的に明るめにして赤みを調整してくれるようだ。 シーンモード:紅葉 絞りF10 シャッタースピード1/60秒 ISO 200 AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 焦点距離55mmモデル:ようか( http://ameblo.jp/youka999/ )
写真で見る「D5100」
ニコン、バリアングル液晶搭載のフルHD対応デジタル一眼「D5100」
レビュー:視野率100%ファインダーの中級一眼レフ――ニコン「D7000」
永山昌克インタビュー連載:写真を楽しみ、腕を磨けるカメラ――ニコン「D5000」開発者に聞く
レビュー:ニコン初のフリーアングル液晶付きデジタル一眼――「D5000」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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