GfK Japan調べによる、5月16日〜22日の間のデジタルカメラ販売ランキングをまとめた。
デジタル一眼、コンパクトデジカメのいずれのランキングも首位は先週と変わらずキヤノン「EOS Kiss X5 ダブルズームキット」(レビュー)、カシオ計算機「EZ-Z2300」がキープしているものの、それぞれのランキングで細かな順位の変動が見られる。
デジタル一眼のランキングでは、オリンパス「E-PL1a」がランク外から姿を現したほか、ニコン「D3100」がダブルズームキット(2位)とレンズキット(8位)の2パッケージでランクインしており人気の持続している様子がうかがえる。
発売以来、ほぼベスト3圏内に入り続けていたソニー「NEX-5」(ダブルレンズキット)は4位に後退。ロングセールスにもややかげりが見え始めたか。同じく発売以来高い人気を維持していた「EOS Kiss X4」も9位に後退、上位機種「EOS Kiss X5」の登場によって人気が分散した結果といえそうだ。キヤノンからはEOS Kiss X4/5の下位に位置するエントリー機「EOS Kiss X50」も販売開始されているが、どうもこちらはふるわずランク外となっている。
コンパクトデジカメのランキングでは、カシオ計算機「EX-Z2300」やパナソニック「DMC-FH5」「DMC-FX77」といった上位陣の顔ぶれこそ前回から大きな変化がないものの、下位陣には変化が見られる。昨年春モデルのキヤノン「IXY 31S」が11位から7位へ、「IXY 210F」が12位から10位と浮上したほか、今春モデルのカシオ計算機「EX-ZR100」も13位から9位ランクを上げている。
実売価格がランキングに大きな影響を及ぼすコンパクトデジカメの場合、発売から時間の経過した製品の浮上は、その背景に実売価格の低下があることが多い。そこで、今回ランク外から浮上した3モデルについてAmazon.co.jpにて価格を調べてみると、EX-ZR100が2万7000円前後と他機種に比べてもやや高価であることが分かった。ただ、価格比較サイトで調べてみると5月中旬より2万5000円を切る販売価格を提示する店舗が増えており、ランキング集計時期(5月16日〜22日)と一致する。
2万5000円という価格はどうやらひとつの分岐点となるようで、春登場の新型センサー&光学15倍ズームの高性能モデル「FINEPIX F550EXR」もこの実売価格がこの価格帯にさしかかった時期よりランキング常連機種となっている。さらに下の価格帯で販売されるスタンダードモデルはさておき、高性能モデルについては2万5000円に差しかかると販売数が伸びるようである。
順位 | 前回順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1位 | 1 | キヤノン | EOS KISS X5 ダブルズームキット |
2位 | 5 | ニコン | D3100 ダブルズームキット |
3位 | 4 | パナソニック | DMC-GF2W |
4位 | 3 | ソニー | NEX-5D |
5位 | 2 | オリンパス | E-PL2 ダブルズームキット |
6位 | 8 | HOYA(PENTAX) | K-r ダブルズームキット |
7位 | 9 | ニコン | D5100 ダブルズームキット |
8位 | 10 | ニコン | D3100 レンズキット |
9位 | 6 | キヤノン | EOS KISS X4 ダブルズームキット |
10位 | 12 | オリンパス | E-PL1s ダブルズームキット |
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