リコーは8月5日、デジタルカメラ「GXR」にライカMマウントレンズを装着できるカメラユニット「GXR MOUNT A12」を9月9日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万5000円前後。
APS-Cサイズ(23.6×15.7ミリ) 有効1230万画素のCMOSセンサーとフォーカルプレーンシャッター、ライカMレンズなどの装着が可能なレンズマウントを備えたGXRカメラユニット。センサーサイズと画素数のなどスペックは既存カメラユニット「A12 50mm」「A12 25mm」と同一だが、細部の調整によって、広角寄りのレンズに適した作りとなっている。
利用されるレンズが多岐にわたる可能性が高いため、四隅の色合いを補正するシェーディング機能や周辺光量を補正する周辺光量補正、ゆがみを補正するディストーション補正など、各種の補正機能も用意されている。基本的にはライカMマウントレンズ用のカメラユニットだが、Mマウント用変換アダプターを利用すれば利用できるレンズ数は膨大なものとなる。
ピント合わせについては、基本的にマニュアルフォーカスとなるため、輪郭もしくはコントラストを強調することでピントの山をつかみやすく表示するフォーカスアシスト機能が用意されるほか、2/4/8倍へと表示倍率を変更しながらの画面拡大も行える。
シャッターはフォーカルプレーン式と電子式を選択して利用でき、シャッタースピードはフォーカルプレーン利用時が1/4000〜180秒、電子式利用時が1/8000〜1秒。カスタマイズした設定を保存できる「マイセッティング」については、本体とSDカードへそれぞれ6パターン保存でき、ここにはレンズ名称や焦点距離、F値などを記入しておくことも可能だ。
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