11月25日より販売の開始された、マイクロフォーサーズ規格準拠のデジタルカメラ「DMC-GX1」を写真で紹介する。
ファインダーを搭載しない「LUMIX G」シリーズの製品であるが、「DMC-GF3」のような丸みを帯びたフォルムではなく、DMC-GF1/GF2のようなクラシカルな外観を採用する。GFシリーズは小型化とタッチパネルを中心とした使いやすさ重視のモデルとなり、GXシリーズでは、カメラ然としたたたずまいや画質の追求を行っていくという同社からの意思表明なのだろう。
アルミ素材を使用したボディには質感が高く、メタル削り出しのモードダイヤルも操作していて心地よい。細かいところであるが、背面ボタンも場所によってスピン目加工が施されていたり、刻印が施されていたりと、細部まで凝った作りとなっており、こちらも高級感の演出に一役買っているといえそうだ。
樹脂とエストラマーを組み合わせて造形したグリップは小型ながらつかんだ時の感触がよく、小指を本体底面へ回せば、右手だけでも本体をホールドできる。もちろん、両手で構えればストラップを用いずとも、しっかりとカメラを構えることができる。
今回は電動ズーム機能付き標準レンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.」(以下 PZ 14-42)を組み合わせているが、未使用時にはパンケーキレンズと見まがうほどに全長が短く収納されるので、携帯が非常に楽なのは特筆に値する。同じくマイクロフォーサーズ規格のオリンパス製レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」もなども収縮機構を備えているが、PZ 14-42はカメラの電源を入れると自動的に収縮が解除されて利用可能な状態となる。これは便利だ。
また、このPZ 14-42はズーム操作が電動で行われるパワーズーム機構を備えている。そのために液晶画面操作(メニュー操作)からのズーム操作も行える。テレからワイドへ一瞬にといった操作は苦手だが、ズーミングしながらの動画撮影時などには威力を発揮しそうである。
操作インタフェースについては、任意機能を割り当てられる4つのFnボタンが特徴的だ。Fn1は十時キー左上、Fn2は再生キーの右(液晶右上)に設けられており、Fn3とFn4はタッチパネル内のボタンとして設けられている。Fn1〜4には任意機能の割り当てを行えるが、割り当て可能な機能数は及ぶ。自分の撮影スタイルに合わせた最適な設定を見つけ出したい。
詳細な製品レビューは追って掲載する。
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