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第154回 水着と天気とアングルの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

» 2012年07月25日 11時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

構図やアングルは大事です

 例えば、寝転がってもらって頭側から撮る。繰り返すけど、晴れてると「まぶしいっ」っていわれちゃうけど、曇天なら平気。

広角で遠近を強調するもよし(写真=左)、標準画角でちょっと寄ってみるもよし(写真=右)

 地面スレスレでぐっと寄って撮ってみたり、わざと絞り込んで背景を強く入れてみたり。

普通に寝転がってるところに寄ってみた(写真=左)、わざとカメラの位置を下げて背景を入れ、F14まで絞って背景をくっきりさせてみた(写真=右)

 ちょっとした工夫で、普通の水着ポートレートとはちょっと違う写真になるのがまた面白いのだ。こういう地面ギリギリの構図は液晶モニタがないと撮りづらいけど(今回は、ミラーレス一眼で撮ってます)、最近は一眼レフでもライブビュー撮影が可能だし、バリアングル液晶のカメラも増えてきてるので、時には面白い構図を狙ってみるのもよし。撮ってる方も撮られてる方も楽しい。

 仰向け系の構図ってちょっと色っぽい感じになる。真上から撮るとかなり妖しい。


 ここでより強めにプラスの補正にしてぐっと近づき、腕も身体も思い切りはみ出させるとアーティスティックになったりするのだ。


 ほんのちょっとしたことで雰囲気がぐっと変わるから写真は面白いのである。

 仰向けの次はうつぶせバージョン。うつぶせで正面から手にあごを乗せてもらって。こういうときもライブビューがあると撮りやすい。


 よく見ると、目元が青っぽい。顔も青っぽい。レジャーシートの色が反射して色かぶりを起こしてしまってるのだ。顔が近い分影響がでやすい。そういうときは、例えばストロボをたいちゃう。

青みが消えた

 とまあいろいろと手はあるわけです。

ライブビュー撮影できるカメラがあれば、地面ギリギリの撮影でも平気

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