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「世界最高クラス」F1.4レンズ搭載ハイエンドコンパクト“LUMIX”「DMC-LX7」

» 2012年07月25日 13時58分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは7月25日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”「DMC-LX7」を8月23日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万5000円前後。

 LUMIXシリーズ中ではハイエンドコンパクトを示す「LX」の最新製品で、レンズには「レンズ一体型デジタルカメラとしては世界最高クラス」(同社)の明るさとなる、開放F値F1.4の「LEICA DC VARIO-SUMMILUX」を搭載する。光学ズームは3倍で、35ミリ換算の焦点距離は24〜90ミリ相当。

photophoto 「DMC-LX7」 カラーはブラックとホワイトの2色

 レンズには非球面レンズと2枚のEDレンズのほか、色収差を低減できる硝材を採用、大口径と小型化、それに高い解像感を実現したという。開放F1.4(ワイド端)というレンズの明るさを生かす、1/4000秒の高速シャッターユニットもあわせて搭載する。そのほか、光学式手ブレ補正「PowerO.I.S」や1センチマクロ、ズームレバーを動かすごとに24/28/35/50ミリなど固定した焦点距離での撮影を可能にするステップズーム機構も備えている。

 撮像素子は受光面積の拡大によって高感度性能の向上を狙った新開発の1/1.7型 有効1010万画素 高感度MOSセンサー(既存「DMC-LX5」は1/1.63型 有効1010万画素 CCD)で、ISO感度は80〜6400(画素混合による拡張によってISO12800も設定可能)。画像処理エンジン「ヴィーナスエンジン」も処理能力が向上しており、高感度撮影時のノイズ低減を実現している。

 レンズのイメージサークルよりセンサーサイズが大きなサイズとなっているため、4:3/3:2/16:9いずれのアスペクト比でも24ミリ相当を維持したままでのマルチアスペクト撮影が行える。

 基本的なスタイルはDMC-LX5を踏襲するが、レンズ鏡胴部分には絞りリングを搭載することで操作性の向上も狙った。また、背面には3型/92万画素液晶などのほかNDフィルターのON/OFFレバーも用意されており、晴天時でも絞り開放の撮影が素早く行える。連写はメカシャッター利用時が最高約11コマ/秒、電子シャッター利用時が約60コマ/秒(速度優先設定)。

 動画はAVCHD(Progressive)とMP4が設定可能で、いずれの記録方式時でも1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影が可能だ(最高ビットレートはAVCHD時が28Mbps、MP4時が20Mbps)。「クリエイティブ動画モード」では、絞りやシャッタースピードを変更しながらの動画撮影を行える。加えて、120fpsのハイスピード動画も撮影できる(画面サイズは1280×720ピクセル)。

 本体サイズは約110.5(幅)×67.1(奥行き)×45.6(高さ)ミリ、約298グラム(バッテリー、メモリカード含む)。付属バッテリーで約330枚の撮影が可能だ(CIPA準拠)。

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