シグマは17日(現地時間)、photokina開幕前日のプレスカンファレンスにて「Contemporary」「Art」「Sports」と題された、新たなレンズラインアップを発表した。
「Contemporary」シリーズは光学性能と小型化のバランスを目指したラインで、スナップや旅行、家族写真などさまざまな場面で活用されることを目的とする。「Art」シリーズは高い光学性能と表現力を前面に押し出すラインで、風景やポートレート、マクロなどの撮影に適する。「Sports」シリーズはその名の通りスポーツ(競技)や飛行機などの撮影に向いたラインアップとなる。
Contemporaryの第一弾製品は「SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」で、既存の17-70mm」よりも30%の小型化が図られている。Artの第一弾製品は「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」、Sportsの第一弾製品は「SIGMA 120-300mm F2.8 DG OS HSM」となる。「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」は2012年内の販売開始が予定されており、他の2本は2013年早期の販売が計画されている。
今後、同社から発売される製品はこのいずれかのシリーズに属することとなり、Contemporaryシリーズ製品には「C」、Artシリーズ製品には「A」、Sportsシリーズ製品には「S」のマークがそれぞれの鏡胴に取り付けられる。
加えて新ラインアップに対応した周辺機器として「USB DOCK」を投入。USB DOCKをPCに接続して専用ソフトウェアと組み合わせることでレンズのファームアップや合焦位置の調整が可能となる。Sportsシリーズライン製品については、フォーカスリミッターのカスタマイズも行える。
また、席上ではデジタルカメラの高画素化に対応すべく、SIGMA SD1 Merrill、SIGMA DP Merrillシリーズに搭載されているFOVEON X3センサーを用いた独自のMTF測定器「A1」を開発、今後の製品についてはこちらをつかっての全数検査を行うことが発表された。
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