AFには、撮像素子に埋め込まれたAFセンサーによる「像面位相差AF」と、映像の明暗差によってピントを判断する「コントラストAF」の2方式を併用した「ハイブリッドCMOS AF」を搭載する。
AF方式は、AFエリアを好きな位置に動かせる「ライブ1点AF」のほか、「顔検知+追尾優先AF」、31点のAFエリアから自動で選ばれる「ライブ多点AF」の3つに対応。またAFモードとして、一度のピント合わせでAFがロックされる「ワンショットAF」と、被写体の前後移動に応じてピント位置が動き続ける「サーボAF」の2つが用意される。
実際のAFの操作感は、ほぼ無音で滑らかに作動する。ただし、合焦までのスピードは、先行する他社のミラーレスに比べて少々遅めだ。本来スピード面に有利なはずの位相差AF方式を併用しているメリットはあまり感じられない。静止したシーンなら特に問題ないが、動きのある被写体をとらえる際は、AFロックを上手に使うように工夫したい。
撮影モードは、シーンの自動検出が働く「シーンインテリジェントオート」のほか、マニュアル露出や絞り優先AE、シャッター優先AE、プログラムAEなどに幅広く対応する。これらの撮影モードの切り替えは、画面上の撮影モードのマークを押し、モード選択画面を呼び出してから行う。
そのほかには、連写と合成によってブレやノイズを抑える「手持ち夜景」や、階調の再現域を広げる「HDR逆光補正」、画像の縦横比を切り替えるマルチアスペクト、発色傾向を調整するピクチャースタイル、7種類のエフェクトを選べるクリエイティブフィルターなどの機能を搭載する。連写は最高で4.3コマ/秒に対応し、動画はMOV形式のフルHD記録となる。
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