撮像素子には、「EOS Kiss X6i」と同じAPS-Cサイズの有効1800万画素CMOSセンサーを搭載する。画像処理エンジンは「DIGIC 5」で、感度はISO100〜25600に対応。高感度ノイズは目立たないように低減され、ISO1600くらいまでは十分に実用域だ。発色はクリアで、レンズの光学性能をきっちりと引き出す、解像感の高さも確認できる。
トータルとしては、AFスピードの物足りなさを除けば、ミラーレスのビギナーにお勧めできる内容といえる。個人的にも、クリアで精細な画質については十分に満足できた。機能についてはまずまず豊富で、オート撮影だけでなく、凝ったマニュアル撮影も行えるようになっている。ただし、前述したように機能設定のほとんどはタッチパネルで行うため、細かい機能をひんぱんに切り替えながら撮るといった使い方には向いていない。オート主体の気軽な撮り方がこのカメラには似合っている。
EOS Mのデザインや画質が気に入った人なら、きっと撮ることが楽しく感じられるだろう。そして次第に、交換レンズが欲しい、ビューファインダーが欲しい、高速AFが欲しい、といった欲求がふつふつと沸いてくるはず。その先には一眼レフが待っている、というわけだ。
撮影モード:絞り優先AE 絞り:F6.3 シャッター速度:1/640秒 感度:ISO400 WB:太陽光 ピクチャースタイル:スタンダード レンズ:「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」
撮影モード:絞り優先AE 絞り:F8 シャッター速度:1/60秒 感度:ISO100 WB:白熱電球 ピクチャースタイル:スタンダード レンズ:「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」
「EOS M」ファーストインプレッション
「軽快さ」をプラスした“小さなEOS”――ミラーレスEOS「EOS M」登場
写真で見る「EOS M」
「まだ巻き返せる」――ミラーレス市場に最後発から挑むキヤノン
【速報】 キヤノン ミラーレスEOS 「EOS M」を発表
photokina 2012:photokina2012を読み解く3つのキーワード
キヤノンのミラーレスカメラ「EOS M」新CM、9月23日から放映
交換レンズ市場拡大 ミラーレスが大きく寄与 単焦点レンズが人気
photokina 2012:「EOS 6D」の軽さに驚き、国内未発表PowerShotも多数展示 キヤノンブース
キヤノン、世界最軽量のフルサイズ機「EOS 6D」
「EOS M」発売日が決定
アドビ、「EOS M」などあたる「Adobe Photoshop 選べる秋キャンペーン」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR