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写真で見る「EOS M」

» 2012年07月24日 11時29分 公開
[ITmedia]
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 キヤノン「EOS M」は同社において、コンパクトデジカメからのステップアップ機、および既存EOSユーザーのサブカメラとしてのポジションを担うエントリークラスのミラーレスデジタルカメラ。APS-Cサイズのセンサーを搭載しながらも、ボディは108(幅)×66.5(高さ)×32.3(奥行き)ミリ、約265グラムと小型軽量だ。

photophoto 「EOS M」 レンズは左が標準ズームレンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」、右がパンケーキレンズ「EF-M22mm F2 STM」
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 そのボディは直線を主体に構成されながら、各所に緩やかなアールが設けられているほか、シャッター部分には傾斜もつけられており、小さなボディながらしっくりと手になじむ形状となっている。小さめではあるがグリップも用意されており、こちらもホールディング性の向上に一役買っている。

 搭載する撮像素子は中央部に位相差AF用センサーを搭載したAPS-Cサイズ(約22.3×14.9ミリ) 有効1800万画素のCMOSセンサーで、AFについてはコントラストAFと位相差AFを組み合わせた「ハイブリッドCMOS AF」となっている。測距点は31点で、AF方式は「顔認識+追尾優先」「ライブ多点」「ライブ1点」の3つが用意される。

photophoto 正面(写真=左)と背面(写真=右)
photophoto 小さなボディだがホールディングは良好

 背面に3型ワイド/104万画素のタッチパネル液晶を搭載したこともあり、インタフェースは非常にシンプルだ。上面には電源ボタンとシャッターボタン一体型の撮影モード切り替えスイッチのみ。撮影モードは「静止画」「動画」「シーンインテリジェントオート」の3つだけで、静止画撮影のプログラムオートや絞り優先、シャッタースピード優先などは「静止画」を選択した後にタッチパネルから操作するインタフェースとなっている。

 背面の操作インタフェースには録画ボタン、ロータリーダイヤル、MENUボタン、再生ボタン、INFOボタンが用意される。ボタンの形状は大きめの丸ボタンで、同社コンパクトデジタルカメラ「PowerShot S100」を連想させるが、メニュー画面はEOS風で、上部のタブを切り替えながら設定を行うタイプとなっている。

photophotophoto 「シーンインテリジェントオート」での撮影時画面(写真=左)、上部タブで項目を切り換えるタイプのメニュー画面(写真=中、右)
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photophoto 側面(写真=左)と上面(写真=右) 上部のアクセサリーシューにはスピードライトなど既存EOS用アクセサリを装着可能だ

 詳細な製品レビューは追って掲載するが、同様の撮像素子を搭載するデジタル一眼レフ「EOS Kiss X6i」との外観比較もあわせて掲載する。同様のセンサー、同サイズの背面液晶などスペック的には類似する部分も多い両者だが、やはりサイズはかなり違う。EOS Kiss X6iの本体サイズは約133.1×99.8(高さ)×78.8(奥行き)ミリ、対してEOS Mのサイズは前述の通り108(幅)×66.5(高さ)×32.3(奥行き)ミリと、その違いは並べてみるとよりはっきりする。ただ、電源を入れてメニューを表示させると、その項目や表示方式には非常に似ており、EOSのサブカメラとしてという同社の訴求がかいま見える。

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photophoto 「EOS Kiss X6i」と「EOS M」を並べて

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