今日から始めるデジカメ撮影術
第158回 紅葉と彩りとピントの関係(1/3 ページ)
秋といえば紅葉というのがもう定番中の定番。だけれども、見ごろはぐっと冷え込んで秋が深まったとき(というか初冬)にやってくるところが憎い。
では秋らしいなと感じたときに、きれいな紅葉を撮るにはどうすればいいか。紅葉がきれいな名所へ、ちょうど紅葉が真っ盛りの時期の晴れた日にでかける。それが一番いいのだけど、なかなかうまくはいかないもので、わたしなんか紅葉を撮るために日光を何度か訪れてるのに、毎回、雨にたたられております。
紅葉の山を歩く
でもまあせっかくなので紅葉がきれいだと言われてる場所にいくぞ、というのでやってきた大山。大山阿夫利神社下社から見下ろしてみた。
紅葉である。山全体が赤いわけじゃないけど、確かに紅葉だ。それなりにきれいなんだけど、あんまり紅葉写真って感じがしない。そこで、紅葉がピークの場所を探してみる。大山の場合、大山不動尊の参道が有名だ。
でもちょっと色が地味なので、彩度をぐぐっと上げてみた。
今回はこんな感じで全体に彩度を上げております。
そうするとまさに紅葉って感じで真っ赤。
でも名所だけあって参拝客が多い。どう撮っても参拝客がはいってしまう。しかもあまりに真っ赤でちょっとワビサビに欠ける。そういうときはちょっと趣向を変えてみる。たとえば、明るいレンズでぐっと寄って背景をボカしてみるとか。
逆に紅葉の方をボカしてみるとか。
まずはそんな感じでひと工夫。
紅葉だけにとらわれず、その前後も見てやると、その場所ならではの写真が撮れる。参道からはなれて手水舎へ来てみたら、ちょうどバックに紅葉があった。すばらしい。
でもこのままだとごちゃっとしすぎてて、後ろのモミジも中途半端に遮られちゃってる。そんなときは、寄るか引くかしてみる。
今回は寄ってみた。背景のモミジを葉っぱの形が分かる程度にボカし、手前に龍の口や手桶だけをいれる。すると構図に占める紅葉の面積が広くなり、手前の手桶がいいアクセントになる。
紅葉にピントがあってなくても紅葉写真なのだ。
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