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ついにAPS-Cセンサーを搭載した高級コンパクト――ペンタックスリコー「GR」(2/3 ページ)

» 2013年05月08日 10時23分 公開
[永山昌克,ITmedia]
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より充実した撮影機能と操作のカスタマイズ

 撮影モードは、オート撮影モードのほか、プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、シャッター&絞り優先AE、マニュアル露出、動画に対応。天面のモードダイヤルで切り替えを行う。このうちシャッター&絞り優先AE(TAvモード)は、ペンタックスの一眼レフから継承されたもの。好きな絞りとシャッタースピードに設定すると、ISO感度が自動的に調整されるモードだ。

 また、グリップ部のアップダウンダイヤルでは絞りやシャッター速度の切り替えができ、背面のADJ.レバーでは感度やホワイトバランスなど登録したさまざまな機能を設定できる。このあたりの操作系はシリーズ共通のものだ。

 操作面で新しいのは、液晶の横に、AFファンクション切り替えレバーとAFボタンを搭載したこと。レバー操作でコンティニュアスAFとAE・AFロックの切り替えができるほか、ボタン操作で親指AFが行える。

photo 天面には、外部フラッシュや外部ファインダーを装着できるホットシューを搭載
photo 背面には、新たにAFファンクション切り替えレバーやAFボタンを装備する

 撮影機能としては、インターバル撮影と画像合成によって、星や月を光跡として記録できる「インターバル合成」モードや、最大5枚までの画像合成が行える多重露光モード、2段分の光量を抑えるNDフィルター、2軸の電子水準器、カメラ内RAW現像などを搭載。連写は4コマ/秒に、動画は1920×1080ピクセルのフルHD記録にそれぞれ対応する。

photo 撮影設定のメニュー画面では、インターバル撮影やインターバル合成、NDフィルターなどを設定できる
photo キーカスタム設定では、Fn1/Fn2ボタンやエフェクトボタン、ADJ.レバーなどの割り当て機能の変更ができる

photo マイセッティング登録では、好きな設定の組み合わせを登録でき、ダイヤル操作で素早くその状態を呼び出せる
photo 再生設定では、カメラ内RAW現像のほか、レベル補正や色モアレ補正、動画の部分切り出しなどが行える

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photophoto 画像設定/エフェクトの効果を比較。左から順に、スタンダード/ビビッド/白黒/白黒(TE)/ハイコントラスト白黒/クロスプロセス/ポジフィルム調/ブリーチバイパス/レトロ/ミニチュアライズ/ハイキーで撮影

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