オリンパスイメージングは5月10日、マイクロフォーサーズ規格に準拠したデジタルカメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL6」を6月下旬より販売開始すると発表した。
ボディ単体、「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R」をセットしたレンズキット、「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6R」もセットしたダブルズームキットが用意され、価格はいずれもオープン。実売想定価格はボディ単体が7万円前後、レンズキットが8万円前後、ダブルズームキットが10万円前後。
昨年9月に発表された「OLYMPUS PEN Lite E-PL5」の上位に位置づけられる製品で、「OM-D E-M5」と同等の有効1605万画素 4/3型 ハイスピードLive MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic VI」を引き続き搭載しつつ、同時発表されたPENシリーズの最上位モデル「E-P5」と同じく、レリーズタイムラグを最速0.044秒まで短縮する「高速レリーズモード」やISO100相当の低感度設定、電子水準器、インターバル撮影機能などを新たに備えた。
センサーの高速駆動などで実現される高速AFシステム「FAST AF」もOM-Dと同様に備えるほか、静電容量式の背面液晶にふれるだけで撮影できる「タッチAFシャッター」も利用できる。背面液晶は3型(46万画素 アスペクト比16:9)で、上方向約170度、下方向約65度に可動し、自分撮りも手軽に楽しめる。ボディ内手ブレ補正や電子水準器、インターバル撮影機能、タイムラプス動画作成機能、カメラ内RAW現像機能も搭載する。
アートフィルターはE-PL5と同じく、「ポップアート(I/II)」「ファンタジックフォーカス」「デイドリーム(I/II)」「ライトトーン」「ラフモノクローム(I/II)」「トイフォト(I/II/III)」「クロスプロセス(I/II)」「ジェントルセピア」「ジオラマ」「ドラマチックトーン(I/II)」「リーニュクレール(I/II)」「ウォーターカラー(I/II)」と合計12種類を用意する。
動画撮影中に任意点を指定することで、最大4倍の拡大を行う「ムービーテレコン」機能も用意する。動画へのアートフィルター適用も可能だ。動画は記録形式をMOV(MPEG-4 AVC/H.264)もしくはAVI(Motion JPEG)から選択可能だが、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の記録はMOV形式選択時のみ可能となっている。
AFは35点エリアAF、グループターゲットAF、標準シングルターゲットAF、スモールシングルターゲットAFが利用でき、また、常時フォーカスを続けるフルタイムAFや、被写体の奥行き方向の動きも追従する3DトラッキングAFも利用できる。連写は最大8コマ/秒で、AF追従時は最大約3.5コマ/秒となる。
本体サイズは110.5(幅)×63.7(高さ)×38.2(奥行き)ミリ、約279グラム(本体のみ)。カラーはシルバー、ブラック、ホワイト、レッドの4色を用意する。カメラ本体にストロボは内蔵しないが、パッケージにはGN10(ISO200・m)の小型ストロボ「FL-LM1」が同梱される。ボディーカラーがホワイト/シルバーのキットにはシルバーのレンズが、ブラック/レッドのキットにはブラックのレンズが付属する。
なお、本製品の発売とあわせボディーキャップレンズ「BCL-1580」には、ホワイト/シルバー/レッドの各カラーバリエーションが用意されるほか(各6825円)、本製品のほか「E-PL5」「E-PM2」でも利用可能なボディージャケット「CS-39B」(4200円)などが用意される。
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