デジタル一眼ランキングトップ10の1位は前回に引き続きキヤノン「EOS Kiss X5 ダブルズームキット」がランクイン。1位から7位までが前回に同じと変化の乏しいランキングになったが、「EOS 60D」がランク外からまたも姿を見せた。
今回の集計期間は6月24日〜30日と後継製品である「EOS 70D」の発表(7月2日)よりも前であるが、「EOS 60D」(「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」セット)が再度、ランキングに登場した。EOS 60Dは発表から3年近く(発表は2010年8月)が経過し、後継製品もウワサされる時期であったためか実売価格も低下しており、今回のランクインにつながったと考えられる。
ちなみに後継製品である「EOS 70D」は、新搭載されたライブビュー/動画撮影時のAFを高速化する「デュアルピクセルCMOS AF」(→撮影の楽しみを具現化するカメラ――キヤノン「EOS 70D」詳報)が目を引くが、内部もかなりの強化が行われている、
撮像素子の高画素化(有効1800万画素 → 有効2020万画素)や画像処理エンジンの進化(DIGIC 4 → DIGIC 5+)、ファインダー視野率の向上(約96% → 約98%)などのほか、19点全点クロスのAFシステム(一部レンズ除く)や最高7コマ/秒の高速連写など、上位機種「EOS 7D」の登場から時間がたっている(2009年9月発表)こともあるが、EOS 7Dに肉薄するレベルになっている。
EOS Kissなどからのステップアップで、ミドルクラスのエントリーデジタル一眼レフの購入を考えている人にとって、おそらく底値となっているEOS 60Dを狙うか、はたまた、EOS 7Dに肉薄する高性能となったEOS 70Dを狙うかは悩ましい問題となりそうだ。
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