そのほかにも70Dは最新カメラとしての機能が満載されている。
Wi-Fi機能を搭載しているので、スマートフォンとも簡単に連携して画像をやり取りできるし、バリアングル液晶モニターはタッチパネルを採用しているので、直観的な操作も可能。タッチ操作はタイムラグもなく反応してくれるのでイライラすることもないし、画像再生時はピンチイン・ピンチアウトで縮小・拡大できるのもいい。
連写合成機能も強化されており、4枚の写真を重ねてノイズとブレを軽減させる「手持ち夜景」をはじめ、白トビや黒ツブレを防ぐ「HDR逆光補正」、さまざまな写真を重ね合わせる「多重露出撮影」など、表現の幅も広い。
70Dは入門機的な側面もあるので、機能がわからないうちは「シーンインテリジェントオート」、つまりは最新の全自動モードに任せておけばOKだ。誰でも簡単キレイに写真が撮れてしまうので、一般的なコンパデジカメやエントリークラスのデジタル一眼あるいはミラーレスからのステップアップを考えている人でも大丈夫だ。
EOS 70Dは非常に完成度の高いカメラであり、前モデルである60Dはともかく、それ以前のフタケタEOSあるいはEOS Kissシリーズからの買い換えを考えている人へはかなりオススメできる機種といえる。あと、筆者のように7Dの後継モデルを待ち望んでいるのにモヤモヤしている人にとっても、選択肢としてはかなりアリだろう。今回はあまり試せなかったが、動画撮影機能もかなり強化されているのもポイントだ。
また、購入を決めた場合は、STMやUSMといった静音性に優れ、合焦速度の速いレンズを同時に揃えるのがいいだろう。70Dの性能をフルに発揮できるのでオススメだ。
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