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» 2013年12月05日 16時27分 公開

進化したレトロデザインのミラーレス――富士フイルム「FUJIFILM X-E2」 (3/4)

[永山昌克,ITmedia]

「インテリジェントハイブリッドAF」に新対応

 機能面では、AFのスピードアップがうれしいポイントだ。イメージセンサーに新しく位相差画素が装備され、これまでのコントラストAFに加えて位相差検出AFに対応。この2方式がシーンに応じて自動的に切り替わる「インテリジェントハイブリッドAF」となり、AF速度は従来の0.1秒から0.08秒へとスピードアップした。

 試用では、スムーズに作動するAF性能を体感できた。特に、従来モデルが苦手だった薄暗いシーンや低コントラスト条件でのAF性能は、はっきりと向上していることが分かる。動体への追従性に関しては一眼レフ機に及ばないものの、静止した風景やスナップ撮影の範囲ではAFに大きなストレスを感じることはないだろう。

photo 絞り優先AE(F1.4 1/15秒) 露出補正:-0.3 ISO800 WB:オート 焦点距離:23mm レンズ:「XF23mmF1.4 R」

 ユニークな機能としては、「X100S」から継承したデジタルスプリットイメージに注目したい。これを選択すると、液晶の中央に4つの帯状のエリアが表示され、それぞれのエリアに表示される像のズレを手動で一致させることでマニュアルフォーカスが行える。絞り開放値での撮影やマクロ撮影など、厳密なピント合わせが必要な際に役立つだろう。

 また、被写体のコントラストが高い部分の輪郭を強調して表示する「フォーカスピーキング」機能も搭載する。こちらもマニュアルでのフォーカシングを素早く行うための機能だ。最近のトレンドであるWi-Fi機能も搭載した。スマホやPCにワイヤレスで撮影データを転送したり、スマホで取得した位置情報を画像に付加したりできる。

 ほかには「トイカメラ」や「ミニチュア」など8種類の効果を選べるアドバンストフィルター機能や、ピントと露出、発色を人物の顔に最適化する「顔キレイナビ」などに対応。連写速度は、従来の6コマ/秒から、7コマ/秒へとスピードアップした。発色傾向を切り替えるフィルムシミュレーションモードについては、従来と同じく10モードから選べる。

photo 背面のDRIVEボタンでは、連写のほか、多重露出やアドバンストフィルターなどを素早く設定できる
photo 前面には、AF補助光/セルフタイマーランプや、フォーカスモードの切換レバーを装備する
photophoto 「顔キレイナビ」機能を搭載。また、コンティニュアスAFやオートISO、拡大再生など、細かい部分の操作感も改善されている(写真=左)、ワイヤレス通信の設定画面。専用アプリを介して、スマホやタブレットとのスムーズな連携が行える(写真=右)

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