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写真の明るさで印象を変える、露出補正のテクニック撮影テクニックを基本から

» 2015年05月13日 21時00分 公開
[MAKOTO TSURUTAITmedia]
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露出補正とは?

 カメラに「+やーのボタンが付いているけど、これなんだろう?」と思った方はいらっしゃいませんか。実はこれ、自動露出の仕上がりの露出を変更するボタンで、デジタル一眼カメラには必ず付いています。

露出補正ボタン EOS Kiss X8iの露出補正ボタン
露出補正ダイヤル EOS M3の露出補正ダイヤル

 製品によって異なりますが、露出補正ボタンを押して、ダイヤルやボタンで変更するものや、露出補正専用のダイヤルを備えるものなどがあります。

 この設定を変えることを「露出補正」と言い、明るく撮影したり、暗く撮影することができます。露出補正を活用することで、同じ写真でもまったく違った印象になるので、ぜひともマスターしたいテクニックです。

”+”と”−”で同じ被写体でも印象が変わる!

 では実際に写真を見てみましょう。適切な明るさで撮影したものをさらに明るく撮影することで、優しい雰囲気の写真に仕上げることができます。また逆に、暗く撮影すると視覚が誘導され、少しダークなイメージで作品性の高い写真を撮影することもできます。

標準設定で撮影した写真
明るく仕上げた写真
暗く仕上げた写真。こちらの写真は、イメージしやすいように一枚の写真をAdobe Photoshop Lightroom 5で明るくしたり暗くしりしたものです

 写真を明るく仕上げることを「ハイキー」と呼び、幻想的なイメージや人物写真であれば肌や表情の印象を和らげ、明るく洗練したイメージにしやすいのが特徴です。人物以外では花もオススメで、+1くらい露出を明るくしてみると効果的です。

 反対に適正露出よりも暗くトーンを落として、特定の被写体を適正値にした写真を「ローキー」と呼び、かっこいいイメージの写真や高級感を演出しやすくなります。−1や思い切って−2くらいに設定すると、影と光の当たってる場所の差が強調され効果的な1枚になるので試してみてください。

 ハイキーとローキーの写真の効果、何とお分かりいただけましたでしょうか?

 ふんわりやさしい写真にしたいときはハイキーで「露出補正は+」、かっこいい高級感のある写真にしたいときはローキーで「露出補正は−」と覚えておきましょう。

 次回からは、ハイキーやローキーをどんなシーンで使うと撮りやすくて効果的なのかを解説していきたいと思います。

撮影者プロフィール

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MAKOTO TSURUTA(つるた まこと)

元『週刊ゴング』カメラマン。スポーツで写真を学び、その後メーカー担当として首都圏量販店に常勤し、一眼レフカメラの販売を担当。現在Webプロモーションを得意とする活動の傍ら、写真をさらに楽しむコンテンツサイト「PHOTOWORK」http://photowork.jp/を運営中。個人サイトはhttp://one-cut.net/


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