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口径食を抑えた、ポートレート向き中望遠レンズ「XF90mmF2 R LM WR」

» 2015年05月18日 20時54分 公開
[園部修ITmedia]
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 富士フイルムが、Xマウントレンズの新製品として、35ミリ判換算で137ミリ相当の焦点距離を実現する単焦点望遠レンズ「XF90mmF2 R LM WR」を発表した。7月16日に発売予定で、価格はオープン。実売予想価格は11万円前後。

XF90mmF2 R LM WR XF90mmF2 R LM WR

 XF90mmF2 R LM WRは、開放F値2.0の大口径単焦点レンズ。異常分散(ED)レンズ3枚を含む8群11枚のレンズ構成で、開放からシャープな描写が可能。また、円形絞りを採用し、口径食を抑えた美しいボケ味も持つ。AFは最速0.14秒。リニアモーターを4つ配置する「クアッド・リニアモーター」により、大口径のレンズユニットを高速に動作させる。

 最短撮影距離は60センチで、ポートレート撮影だけでなく、花や昆虫などに大きく寄って引き立たせる近接撮影などにも活用可能だ。鏡筒部の7カ所にシーリングを施し、防じん・防滴を実現したほか、マイナス10度までの耐低温構造になっており、過酷な屋外での撮影にも対応できる。

 84ミリ相当の「XF56mmF1.2 R」は、コミュニケーションが取りやすく、緊張感が保てるレンズ。一方137ミリ相当のXF90mmF2 R LM WRは、被写体との距離を保ちながら、威圧感や緊張感を与えずに撮れるレンズだという。

 最大径は約75ミリ、長さは約105ミリで、重量は約540グラム(レンズキャップ、フードをのぞく)。フィルターサイズは62ミリ。

XF90mmF2 R LM WR XF90mmF2 R LM WR

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