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» 2006年07月31日 10時00分 公開

Ottawa Linux Symposium4日目:クローハートマン氏による基調講演Linuxの最新動向が一目で分かる(6/6 ページ)

[David-'cdlu'-Graham,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine
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まとめ

 グレッグ クローハートマン氏による基調講演の終了後、毎年恒例の抽選会が開催された。今回の景品としては、CELinuxフォーラム提供によるPhilipsの開発プラットフォームLinux PVRおよび、3台のLinux搭載型Nokia 7700が用意されていた。Red Hatが用意した景品は2個のラップトップ用バッグと3つの赤い帽子であり、IBMが提供していたのは2台のフル装備版Apple PowerMac G5であった。なお、先の帽子を手渡したのはアラン・コックス氏であり、抽選番号を引いたのはグレッグ・クローハートマン氏の娘さんである。

 今回の共同開催者であるクレイグ・ロス氏はカンファレンスの公式イベントを締めくくるに当たって一連のアナウンスを行った。

 最初のアナウンスは、遺失物として米国国籍のパスポートが届けられているので、所有者は名乗り出て欲しいというものであった。名乗り出た人間はいなかったが、場内は爆笑に包まれた。

 ロス氏が来年度の基調講演の予定演者として紹介したのは、名前は挙げられなかったが、SCSIメンテナのジェームス・ボトムリー氏であった。ロス氏は蝶ネクタイを取り出し、カリスマ的存在であるボトムリー氏に敬意を表して、来年は参加者全員がこれを着用することを求めた。

 次にロス氏は、参加者に対して閉会用レセプションは近在のパブで行われるが、入場にはカンファレンスのオフィシャルIDを提示することが必要であると告げた。またゲストおよびその配偶者も、登録所で発行されたイベントパスを持っていれば参加できると宣言した。ただし、カンファレンス会場からパブまでの道すがら新たに獲得したガールフレンドや妻そのほかの家族というケースについては、今回はご遠慮願いたいとされた。またパブにある噴水に入って眠りこける行為は禁止されており、同じくパブに備えつけられたダミーのバルコニーについても立ち入り禁止であることが告げられた。最後に同氏がニヤリと笑って宣告したのが、公衆の面前で悪ふざけをするなら最悪自分の胸からカンファレンスのIDカードだけは外しておけ、という通達であった。

 カンファレンスの開催者であるクレイグ・ロス氏は閉会を告げるアナウンスの中で、この中に最初のOLSに出席した方はおられますか、という質問を参加者に問いかけた。この質問に回答すべく挙手をした人数はかなり低く、全参加者の4分の1よりはるかに少ない数であった。わたしにとっても、参加したOLSはこれが4回目であるが、来年度の開催を心待ちにしているところだ。

 カンファレンスへの参加者であるが、Ottawa Linux Symposiumというイベント名から期待される、長髪、無精ヒゲ、サンダル履きという伝統的なコンピュータオタク姿の人間の数は少なかった。最も、これらいずれか1つの要素だけを踏襲している人間の数は、それなりに多かったが。またネームプレートから判断する限り、勤め先の経費ではなく、自腹を切っての参加者は非常に少ないようであった。というのも、すべての参加者ではないが、多くのネームプレートには所属する企業名が記されていたからだ。これが何を意味するかは、読者の判断に委ねることにしよう。

 本年度のOLSで開催されたセッション、討論会、公式イベントの数はおよそ128であり、前回の96に対して大幅な増加を示していた。個々のセッションは、基本的に会場を4カ所のセッションホールに分けた上で、午前10時に開場され、昼食を挟んで午後9 時まで続けられるというパターンで進行された。今回わたしは昨年より3つ多い26のセッションに顔を出した結果、昨年よりも1つ多い43ページの手書きノートが手元に残った。最もこれらのサマリーのうち、わたしが実際にカバーした数は12に止まっている。読者の中にもOLSに参加して独特の雰囲気を堪能された方がおられるかもしれないが、いずれにせよ、来年度の会場で再開できれば幸いである。

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