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» 2007年03月26日 12時45分 公開

オルタナブログ通信:モラルは崩壊しているのか――ホリエモン判決や著作権問題に見る (3/3)

[森川拓男,ITmedia]
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最近RSSリーダーを使っていない5つの理由(シロクマ日報)

 RSSが登場してからかなり経つが、読者はどのように利用しているだろうか。

 筆者は、オルタナティブ・ブログの投稿をチェックするためにRSSリーダーを利用している。そうとはいっても、アプリケーションとしてのRSSリーダーではなく、Becky!のプラグインを利用し、メールとして管理している。

 その中で、小林啓倫氏「シロクマ日報」の最近RSSリーダーを使っていない5つの理由が気になった。筆者の場合は、普段使っているメーラーをそのままRSSリーダーとして使っているわけだが、アプリケーションとして単独のRSSリーダーを使わない理由は、小林氏のそれと被るものもある。ただし、メーラーで受信する以上、実は小林氏が指摘する5項目のうち、最初の3項目は同じくこの悩みを抱えていたりするのだが……。

 RSSが一般化してかなり経つのに、今ひとつ普及しているように感じないのは、これが原因なのだろうか。

 これに関連して、小川浩氏「Speed Feed」に、BlogなしでRSS Feedを生成するmodiphiを発表というエントリが投稿されたのが気になった。RSSと言えば、ブログツールを使って書き出すイメージがあるが、それだけではまだRSSを使いこなしているとは言えないのだろう。小川氏の開発した「modiphi」(関連リンク)が今後、RSSの利用法に新たな一石を投じることができるのかどうか、注目だ。

 ここまでツールを利用してのRSSについて触れたが、そもそもRSSは、リーダーだけで読まれても仕方がないという考えもある。そこで最近は、これまで画像も含めて全文をRSS配信していたブログサービスのうち、いわゆるタレントのブログなどで、RSSでは「著作権〜」という文言を付けて冒頭しか配信しないようになっている。これでは否応なく、ブログへアクセスするほかない。そして、こうしたタレントブログの場合は、アクセスすればキチンと読むし、ほかの記事などにも遷移する可能性がある。

 ひと頃よりは下火になったかもしれないが、いまだにそれなりの価値を持っているのがメールマーケティングだ。これは、読者へとメールを送り、そこからWebサイトへと誘導するためのもの。しかし、その誘導がうまくいっていないケースがあると吉田憲人氏「メルマガの先は・・・」のメールマーケティング後のマーケティングで指摘している。確かに、メルマガの誘導が功を奏してWebサイトへアクセスしてもらっても、すぐに別のページへと去ってしまっては意味が薄れる。少なくともそこにしばらく留まってもらうことを期待し、商品の購入、もしくはサービスを利用してもらうことが理想だ。この点に関する吉田氏の指摘は的を射ている。メールマーケティングをする企業担当者は目を通しておくとよいだろう。

アマゾンマーケットプレイス「1円書籍」の謎を解く(シリアルイノベーション)

 Amazonマーケットプレイスを利用すると、なかなか手に入らないものであっても中古ではあるが入手することができる。もちろん、新品を普通に購入できる品物でも、比較的安い価格の中古から購入することも可能だ。

 伊藤靖氏「おるたなてぃぶ思考+etc」の最近はヤフオクよりもamazonマーケットプレイスがお気に入りには、うなずくところがあった。

 筆者もかつて――完全無料だった頃――、ヤフオクを利用していた。ほとんどが出品であるが、幾つか購入したものだ。ヤフオクの場合、やはりほかの入札者との競り合いなど、緊迫の場面もある。そして、安い価格で出ていたにもかかわらず、最終的には高騰してしまう、ということも少なくない。

 Amazonマーケットプレイスは、価格が高騰することはないし、オークション時間がないために、見つけたらすぐに購入できる。もちろん、コレクターズ価格で割高になっているものもあるが、ヤフオクのようにそれ以上釣り上がることはない。

 そして購入だ。伊藤氏も指摘しているように、明らかにAmazonマーケットプレイスの方が利便性が高い。

 ドラマや映画になった原作小説などを探すと、けっこう絶版になっていることが多い。いまや、名作と言われている作品でも、あっけなく絶版扱いになっているのだ。しかし、これもAmazonで探すとマーケットプレイスに出品されていることがある。それも――「1円」という価格で出ているものすらあるのだ。

 この「1円書籍」について、今泉大輔氏「シリアルイノベーション」のアマゾンマーケットプレイス「1円書籍」の謎を解くで書かれているので、興味ある方はぜひ読んでもらいたい。なぜ「1円」で販売できるのか、そのナゾが解けてスッキリとするだろう。

寝だめはだめらしい→ショック(テクノロジー解放日記)

 ここまで幾つかのエントリをカテゴリに分けてピックアップしてみたが、このほかに注目したものを4つほど紹介して、連載の第2回目を締めくくりたい。

 3月18日、PASMO(パスモ)がスタートした(関連記事)。首都圏の私鉄・地下鉄・バス向けのIC乗車券システムで、先行するJRの「Suica」との相互利用が可能になったのだ。筆者自身はまだ利用していないので、利便性などはピンとこないのだが、@IT編集部 富嶋典子氏「ノベルティ ブログ」には、PASMOくんストラップとSuicaハンカチが紹介されていた。やはり、このようなグッズが用意されているのだなと感じたと同時に、まだサービスを使ってもいないのに、このようなグッズがほしくなってしまうのは何故だろうか。

 また甘党な筆者からすると、安井賢克氏「猫のベロだまり」の、世界の甘党がなかなか興味深かった。米国どころか海外にいちども出たことがない筆者にとっては、いかに米国のケーキが甘いのか、試してみたいような、試したくないような。ただし、米国人からすると和菓子が甘すぎるというから、ようは慣れなのだろうか。逆に筆者は、和菓子よりも洋菓子の方をよく食べるので、安井氏とは逆かもしれない。

 最後に2つ。加藤恭子氏「きょこ コーリング」の、集中力じゃなくて散漫力も大事?にも、深い共感を覚えてしまったことを告白しなければなるまい。集中が長く続かないことに不安を覚えていたのだが、この文章を読んで少しばかり安堵したのだった。逆に、小椋一宏氏テクノロジー解放日記寝だめはだめらしい→ショックには筆者も軽いショックを覚えたが。

 以上、3月16日から21日にかけてのオルタナティブ・ブログに投稿されたエントリから、筆者が気になったものをピックアップしてみた。

 もちろん、オルタナティブ・ブログには、これ以外にも数多くの興味深いエントリが投稿されている。ぜひ、本記事を通じて興味が湧いたものがあったら、ほかのエントリにも目を通してほしい。ITの今を知る、新たな発見があるだろう。

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