NTTデータは電話の集中による「つながらない状態」を回避できるコンタクトセンター向けSaaSサービスを12月1日に提供する。
NTTデータは11月10日、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型コンタクトセンターサービス「i-lligraオンデマンド」の提供を12月1日に開始すると発表した。企業側はシステム設備を持たずに、短期間でコンタクトセンターを構築できる。
提供するサービスは、コンタクトセンターに電話が集中してつながらなくなった場合に、システムに自動転送して折り返しの予約を受け付ける「コールバック予約サービス」と、人手を必要としていた電話調査や情報を大容量回線で一斉に配信できる「自動音声アウトバウンドサービス」の2種類。
コールバック予約サービスは、問い合わせが集中した場合に、電話網もしくは構内交換機(PBX)からコールを自動転送することで、コールバックの予約を受けつける。受付数の向上や販売機会の損失を防げる。コンタクトセンターの運用時間外となる夜間の対応などにも活用できる。月額30万円(税抜き)から。
自動音声アウトバウンドサービスは、大容量の回線を利用して調査などのコンテンツを一斉配信するサービス。月額30万円から。
NTTデータは今後、i-lligraオンデマンドのサービスを拡充し、2012年度末までに20億円の売り上げを目指す。
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