CSKシステムズは、グループ会社のコンタクトセンターの音声基盤を統合管理するシステムを構築した。拠点間でリソースを共有でき、災害時はほかの拠点でカバーするなどの対策ができるようになった。
CSKシステムズは、日本アバイアのIPテレフォニーソフトウェア「Avaya Communication Manager」を導入した。グループ会社のコンタクトセンターを統合管理し、グループ内や外部顧客にSaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供するサービスの音声基盤として活用する。アバイアが11月6日に発表した。
CSKグループの事業拡大に伴い、グループ各社がコンタクトセンターを増設した。拠点ごとのシステムが異なるため、グループ間で連携が取りにくく、各拠点を統一して管理できないことが課題だった。
同システムでは、CSKグループの8社、13拠点にある約4000席のコンタクトセンターの音声基盤をWANシステムで一元管理する。各社が持つルーティングやレポーティングといった機能、システムリソースを共有できるようになった。ある拠点の音声システムが故障しても、ほかの拠点でバックアップが可能となった。
同社はグループ会社と外部顧客に、コンタクトセンターの音声基盤をネットワーク経由で貸し出すサービス「PrimeTiaas」を提供している。コンタクトセンターの運営でPrimeTiaasを利用するCSKコミュニケーションズでは、ライセンスや保守料の年間約1000万円の削減を見込んでいる。
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