ECナビ、NetezzaのDWHで顧客情報分析システム刷新へ購買履歴をすぐに確認

ECナビはNetezzaのDWHアプライアンスサーバを導入し、顧客情報を分析するデータベース基盤として活用する。Webサイト上にランキングや買い物履歴を表示する際のタイムラグを減らし、サービスの質の向上を目指す。

» 2008年12月10日 08時00分 公開
[ITmedia]

 価格比較サイトを運営するECナビは、米Netezzaのデータウェアハウス(DWH)アプライアンスサーバ「Netezza Performance Server(NPS)」の採用を決定した。年内に稼働を開始し、サイトの顧客情報を分析するデータベース基盤として活用する。システムの導入、サポートを担当する伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)が12月9日に発表した。

 ECナビが利用していたデータベースでは、人気商品のランキングを表示するサービスなどを提供するために、顧客データを分析している。顧客数やデータの量の増大に伴い、その作業において処理が追いつかず、システムへの負荷やシステム部門の作業工数の増加などが起こっていた。

 NPSは、リレーショナルデータベース管理システム、サーバ、ストレージを1つのユニットに統合したアプライアンスサーバ。CTCがECナビの顧客データを用いて分析作業を検証したところ、300倍以上パフォーマンスが向上することが立証された。顧客情報の収集と分析の処理能力が向上することで、利用者がサイト上で購買履歴などを確認するまでの時間を短縮できるようになるなど、サービスの質の向上を見込む。

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