ソフトバンクIDCは親会社の変更に伴い、4月1日付で社名をIDCフロンティアに変更する。データセンター運営事業に加え、SaaSを中心としたクラウドコンピューティング関連のサービスにも力を入れていく。
ソフトバンクIDCは3月23日、4月1日付で社名をIDCフロンティアに変更すると発表した。親会社の変更に伴い社名を変更。クラウドコンピューティング関連のサービスにも注力し、データセンター事業者の中で差別化を図る。
2月に発表されたヤフーによる同社の買収に伴い、親会社がソフトバンクからヤフーに移行。イメージの一新や新サービスの提供を掲げ、社名を変更する。
同社の主力はデータセンター事業やIPネットワーク事業。近年はネットワーク経由でソフトウェアの機能を提供するSaaS(サービスとしてのソフトウェア)型グループウェアアプリケーションでネオジャパンが提供する「desknet's」の販売など、サービスにも注力している。
今後は、「データセンター事業の差別化を図る点でもクラウドコンピューティング関連のサービスも展開する見通し」(ソフトバンクIDC広報)という。新社名のロゴには3つの楕円を施し、データセンター事業者がサービスとして展開できる「SaaS、PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)、HaaS(サービスとしてのハードウェア)を表現した」(同)。
現在、アプリケーションの開発基盤を提供するPaaS、サーバなど情報システムのインフラ部分を提供するHaaSについて、具体的なサービスの見通しは立っていないという。
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