「Green Sigma」は、企業運営を通じてエネルギーと水の消費量や温室効果ガス排出量の削減を実践するためのIBMのソリューションだ。
米IBMは6月23日、ITによるエネルギーや温暖化ガス対策の推進を目指す業界団体「Green Sigma Coalition」の設立を発表した。
設立メンバーとして、独SAP、米Cisco Systems、独Siemens傘下のスイスのSiemens Building Technologies、米Honeywell Building Solutions、自動車部品メーカー大手の米Eatonなどが参加している。
Green Sigmaは「リーンシックスシグマ」の理念に基づき、企業運営を通じてエネルギーと水の消費量や温室効果ガス排出量の削減を実践するためのIBMのソリューション。メンバーは、顧客が環境対策に関するよりよい決定を行うためのリアルタイムの測定ツールや監視・分析ツールなどの提供を目指す。
CiscoはIBMのデータセンター向けエネルギー管理ツール「Tivoli Monitoring for Energy Management」を同社のエネルギー管理ツール「EnergyWise」と統合する。Honeywellも同ツールを自社製品に統合すると発表した。Tivoli Monitoring for Energy Managementの次期バージョン「6.2.1」は6月末にリリースの予定。
IBMは同日、水冷式で冷却効率を高め温室効果ガス排出を大幅に削減できるとするスーパーコンピュータ「Aquasar」の開発計画も発表した。
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