IDC Japanによると、CRMアプリケーション市場の前年比成長率が底を打つのは2009年の3.2%。2010年の後半には成長路線に回復する。
国内におけるCRM(顧客関係管理)アプリケーションの市場規模(2008年)は507億4900万円で、前年より5.0%のプラス成長を遂げたことが調査会社IDC Japanの発表で分かった。CRMアプリケーションは不況下においても成長する数少ないパッケージ製品だが、2007年の前年比成長率と比べて10.1ポイントの減少となった。
IDC Japanによると、CRMアプリケーション市場の前年比成長率が底を打つのは2009年の3.2%。2010年の後半には成長路線に回復する。2009年から2013年において、市場規模は年平均成長率4.3%で成長し、2013年には625億7000万円に達する。
同社はCRMアプリケーションに対するユーザー企業の評価も集めた。その結果、「顧客情報管理やデータベースの構築」といった面での導入効果は評価されているものの、売り上げの拡大やコスト削減に直結する「既存顧客のリピート率の向上、新規顧客の獲得」などは評価されていないことが明らかになった。
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