EMC、電子情報開示のKazeonを買収

EMCが訴訟対策・電子情報開示用アプライアンスを提供する非公開企業Kazeonを買収した。情報管理スイート「SourceOne」に統合する計画だ。

» 2009年09月02日 17時14分 公開
[ITmedia]

 米EMCは9月1日、電子情報開示(eDiscovery)関連ソフトおよびアプライアンスを手掛ける非公開企業の米Kazeon Systemsを買収することで合意に達したと発表した。買収金額は非公開で、買収は2009年第3四半期中に完了する見込み。

 EMCは企業内のさまざまな情報の一元管理を支援するソフトウェアスイート「SourceOne」を提供しており、今回の買収でKazeonの製品を同スイートに統合する計画だ。同社はSourceOneとEMCのセキュリティ部門RSAが提供する重要データ紛失防止ツール「Data Loss Prevention」により、企業の総合的な情報ガバナンスの策定を支援するとしている。

 2003年創設のKazeonは、企業や法律事務所向けに電子情報開示関連ソフトウェアを搭載したアプライアンスを提供しており、2005年にはEMCの競合である米NetAppとOEM契約を締結している。

 Kazeonは買収完了後、EMCのコンテンツ管理/アーカイブ部門に組み込まれる。

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