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» 2010年03月18日 11時30分 公開

ドジっ娘リーダー奮闘記:年上の男の子 (2/2)

[小俣光之,ITmedia]
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輩田さんの今日の「喝!」

 立場と年齢の逆転は、これからの時代ますます多くなるだろう。年上のメンバーにも気持ちよく働いてもらうために、リーダーはフェアに接することを心掛けよう。

 仕事とプライベートは別と心得よ

 プライベートの人間関係は年齢の上下と立場の上下が一致することが多いが、仕事での人間関係は役割分担が基本だ。

 仕事の指示は組織にのっとって行うべし

 基本的に会社には組織図があり、指揮命令はそれにのっとって行われる。仕事上での責任者が指示を出すのは当然で、年齢の上下は無関係だ。

 立場の違い=人間としての上下ではない

 仕事上の役職の上下は、人間としての上下ではない。社内の立場が上でも、人生の先輩は敬うべきであるのは当然だ。


輩田さん つまり年齢に関係なく、仕事の役割は割り切って考えることが大切なんだ。リーダーは責任と引き替えに権限も大きくなるが、それを人としての偉さと勘違いして威張っているようでは駄目だよ。

春美ちゃん すみません。確かにわたし職場の上下と人間の上下をゴチャゴチャにしていたようです。

輩田さん 春美ちゃんは素直でよろしい。ついでに老婆心ながら付け加えると、たとえ自分の方が仕事での立場が上でも、年上に対しては敬語を使う方がいいだろう。まあ、仕事では敬語が基本だよね。お客さんには相手が年下でも敬語で話すだろう? よほど近い関係の同期や後輩以外とはすべて敬語で話すのがいいだろうね。

しんこちゃん なるほど、頭の整理ができました。上田さんのことはやっぱり“さん”付けで呼ぶことにします

輩田さん しんこちゃんも、ちゃんと考えたね。では、もう1つ。立場が上になるほど年上の部下が増えてくる。そういう人たちにもきちんと指示を出して、良好な関係を築くには何が大切だと思うかな?

しんこちゃん うーん、人望でしょうか。 

輩田さん そうだ! 年上からも一目置かれるような存在になると、リーダーとしてとても動きやすくなるんだ。自分を磨き、さらに「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の謙虚な心が大切なんだよ。んっ、今度は2人で何をごにょごにょ話しているんだ?

しんこちゃん&春美ちゃん 今日はどうもありがとうございました。わたしたちそろそろ仕事に戻ります。それでですね、先ほど輩田さんは仕事では敬語が基本だと話されましたよね。だから、今度からわたしたちも“しんこさん”“春美さん”とさん付けで呼び合おうかと思いまして。

 「しんこさん。ほっぺたに御飯粒がついてましてよ、オーホホホ」「そういう春美さんこそ、ほっぺたにコッテリ頬紅を塗っておかしいザーマス」。にこやかにののしり合いながら会議室を出る2人を見て、輩田さんは思わずため息をついてしまいました。

輩田さん しんこさんも春美さんも敬語の使い方を間違えてるぞ。それじゃあ“さん&さん”じゃなくて“散々(さんざん)”だぁ。

著者プロフィール:小俣光之

小俣光之

 日本シー・エー・ディー株式会社代表取締役社長・現役プログラマー。
多趣味で話し好きで説教臭い。
ITmedia オルタナティブ・ブログの「プログラマー社長のブログ」執筆中。
著書に、「プログラミングでメシが食えるか!?」、「プログラミングでメシを食わせろ!!」など。



(構成:鈴木麻紀)

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