Black Duck Softwareによる2009年のモバイル向けオープンソースプロジェクト動向調査によると、オープンソース開発者の間ではiPhoneよりもAndroidが好まれている傾向が浮き彫りになった。
米Black Duck Softwareは米国時間の3月16日、2009年のモバイル向けオープンソースプロジェクト動向を発表した。ターゲットプラットフォーム別には米GoogleのAndroidが最大となり、オープンソース開発者の間ではiPhoneよりもAndroidが好まれている傾向が浮き彫りになった。
同社が追跡する約4600のインターネットサイトからオープンソースのモバイルプロジェクトを収集し、プロジェクトリストを作成した。2009年に新たに903件のプロジェクトが立ち上がったが、このうちの224件がAndroid関連だった。次に多かったのはiPhoneの76件、米MicrosoftのWindows Mobileは75件だった。4位は今年2月にソースコードが公開されたSymbian(プロジェクト数は17件)、以下、Palm(10件)、Maemo(9件)と続く。
調査ではまた、「Kwaak 3」「Jelly SMS」など、最初にiPhoneアプリとして公開したものをAndroidにポーティングさせる傾向があることも明らかになったという。
2009年の新規プロジェクト数である903件は、前年と比べて39%の増加となる。合計のオープンソースモバイルプロジェクト数は3207件、Androidは合計数でも最多で357件となっている。
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