VMwareは買収したRabbitMQを、昨年傘下に入ったSpringSourceのJavaアプリケーションフレームワークに統合する。
米VMware傘下のPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)部門SpringSourceは4月13日(現地時間)、VMwareがオープンソースのクラウドメッセージング技術「RabbitMQ」を提供する英Rabbit Technologyを買収したと発表した。買収総額など詳細は公表していない。
Rabbit Technologyは2007年創業のロンドンに拠点を置く新興企業。同社が開発し、サポートするRabbitMQはオープン標準プロトコルAMQP(Advanced Message Queuing Protocol)をベースにしており、アプリケーションやデータベース間のメッセージ交換をサポートする。VMwareのほか、米Microsoft、米Novell、英Canonicalなどを顧客に持つ。
VMwareはRabbitMQをSpringSourceのJavaアプリケーションフレームワーク「Spring Framework」に統合する計画だ。RabbitMQは今後もオープンソースであることに変わりなく、顧客のサポートはSpringSourceが引き継ぐという。
VMwareは2009年にSpringSourceを約4億ドルで買収している。
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