CiscoはCoreOpticsの買収により、サービスプロバイダーに100Gbpsの伝送技術を提供できるとしている。
米Cisco Systemsは5月20日(現地時間)、高速光通信向けDSP(デジタル信号処理装置)を手掛ける米CoreOpticsを買収することで合意に達したと発表した。買収は約9900万ドルの現金と株式交換で行われ、2010年下期に完了の見込み。
CoreOpticsは2001年創業のカリフォルニア州サンノゼに拠点を置く非公開企業。高速光通信用のトランスポンダーを開発、提供している。Ciscoは同社を買収することにより、サービスプロバイダーに対し、ビデオ、モバイル、クラウドサービスの普及で急増しているIPトラフィックにネットワークを対応させるための100Gbpsの伝送技術を提供できるとしている。Ciscoは、世界のIPトラフィックは年率40%の増加率で伸び、2013年には年間で667エクサバイトになると予測している。
買収完了後CoreOpticsの従業員は、イタリア、インド、米国にあるサービスプロバイダー技術グループの光学エンジニアリングチームに編入される。
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