Dellがサーバ仮想化管理ツールのScalentを買収し、その技術を同社のデータセンター管理スイートに組み込む。
米Dellは7月1日(現地時間)、サーバ仮想化管理ツールを手掛ける米Scalent Systemsを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表していない。取引は7月末までに完了する見込み。
Scalentは2003年創業のカリフォルニア州パロアルトに拠点を置く非公開企業。同社の「Scalent Infrastructure Manager(IM)」は、物理および仮想サーバのプロビジョニング、運営、障害復旧を総合的にサポートする管理ツール。製品は企業向けSaaS(サービスとしてのソフトウェア)提供企業に採用されており、Dellのほか、米EMCや米Unisysが顧客になっている。
Dellは買収完了後、Scalentの技術を同社のデータセンター管理スイート「Advanced Infrastructure Manager(AIM)」に組み込む計画だ。
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