Dell、次世代データセンター向け製品群を発表

Dellがクラウド向け新サーバやターンキー型ソリューション、パートナープログラムを発表した。

» 2010年03月25日 17時42分 公開
[ITmedia]

 米Dellは3月24日、次世代型データセンターやクラウド実現に向けた新製品およびサービスを発表した。

 まず、ターンキー型のクラウドソリューション「Dell Cloud Infrastructure」を立ち上げた。第一弾として、Webアプリ構築向けPaaS(サービスとしてのプラットフォーム)「Dell Cloud Solution for Web Applications」を提供する。4月に一部の企業とともにβテストを行う計画だ。

c1100 PowerEdge C1100

 クラウドサービス向けサーバの新シリーズ「PowerEdge C-series」も発表した。同社で大企業やクラウドサービスプロバイダー向けサーバを担当するDCS部門の経験を生かした設計で、HPC、ゲームプロバイダー、SaaSプロバイダーなどのニーズに最適化されているという。メモリ容量などが異なるラックサーバの「PowerEdge C1100」「PowerEdge C2100」および2Uラック型シャーシ「PowerEdge C6100」の3モデルがある。同シリーズは一部の地域で同日発売された。

 また、パブリックおよびプライベートクラウドを構築する企業に対し、購入しやすいソリューションを提供するためのパートナープログラム「Cloud Partner Program」を開始した。最初のパートナーとして、Web分析企業の米Aster Data、オープンソースIaaS(サービスとしてのインフラ)を提供する英Canonical、データウェアハウジングの米Greenplumの3社が参加している。

 さらに、クラウド環境のライフサイクル管理スイート「Dell Cloud Services」を同日から一部の地域で提供を開始した。

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