Microsoftが次期CRM製品のオンプレミス版とクラウド版を日本語を含む8カ国に対応させてβ公開した。専用オンラインアプリストアのβ版も9月中に公開する予定だ。
米Microsoftは9月9日(現地時間)、次期CRM(顧客関係管理)製品「Microsoft Dynamics CRM 2011」のβ版をリリースしたと発表した。オンプレミス版とクラウド版(「Microsoft Dynamics CRM Online)」の両方を、Microsoftのサイトからダウンロードまたはユーザー登録できる。
クラウド版は、β版の段階では日本語を含む8カ国語、36市場に対応する。最終版では41カ国語、41市場に拡大するという。オンプレミス版のβは8カ国語、40市場に対応する。
β版では、アプリケーションのユーザーにOutlookのクライアントを通してOfficeでなじみのあるユーザーインタフェースを提供できるようになるほか、マネジャー向けにはビジネスプロセスの段階に沿ったガイダンス機能やプロセスをリアルタイムで確認できるダッシュボードが追加された。
Microsoftは同日、Dynamics CRMのオンラインアプリストア「Microsoft Dynamics Marketplace」を9月中にβ公開することも発表した。パートナー企業はこのオンラインストアを通じて開発したCRM製品をMicrosoft Dynamicsの顧客に提供できる。顧客はDynamics CRMから直接アプリストアにアクセスし、製品を検索・購入できる。β公開の段階で、Microsoftおよびパートナー企業が開発した700以上のアプリケーションやサービスが入手可能という。
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