勢力伸ばすGoogle Chrome、IEとFirefoxからシェア奪う

ブラウザ市場ではIEとFirefoxがシェアを落とす一方、Google Chromeは約8.5%にまでシェアを伸ばした。

» 2010年11月02日 09時14分 公開
[ITmedia]

 世界ブラウザ市場でInternet Explorer(IE)とFirefoxが後退する一方で、Google Chromeが着実に勢力を伸ばしている。

 分析会社Net Applicationsの調査によると、10月の主要ブラウザシェアはIEが59.26%、Firefoxが22.82%、Chromeが8.47%、Safariが5.33%、Operaが2.28%となっている。

 IEとFirefoxはそれぞれ前月の59.65%、22.96%からわずかにシェアが減少しているが、Chromeは7.98%から8.47%へと比較的大きく伸びている。Safariも少しずつ勢力を増している。

2010年6〜10月の世界ブラウザ市場シェア(%)
10月 9月 8月 7月 6月
Internet Explorer 59.26 59.65 60.40 60.74 60.32
Firefox 22.82 22.96 22.93 22.91 23.81
Chrome 8.47 7.98 7.52 7.16 7.24
Safari 5.33 5.27 5.16 5.09 4.85
Opera 2.28 2.39 2.37 2.45 2.27
(資料:Net Applications)

 バージョン別で見ると、IEはバージョン6、7、8ともシェアが微減している。IE8はこれまで順調にシェアを伸ばしてきたが、9月から10月にかけて29.06%から29.01%へと初めて減少した。それでも、全ブラウザの中で最もシェアが多い。IE6(シェア15.01%)、IE7(9.92%)はシェアが一貫して減り続けており、IE6は間もなく15%を切りそうだ。9月半ばにβ公開されたIE9は、前月の0.1%から0.28%に伸びている。

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