ブラウザ市場ではIEとFirefoxがシェアを落とす一方、Google Chromeは約8.5%にまでシェアを伸ばした。
世界ブラウザ市場でInternet Explorer(IE)とFirefoxが後退する一方で、Google Chromeが着実に勢力を伸ばしている。
分析会社Net Applicationsの調査によると、10月の主要ブラウザシェアはIEが59.26%、Firefoxが22.82%、Chromeが8.47%、Safariが5.33%、Operaが2.28%となっている。
IEとFirefoxはそれぞれ前月の59.65%、22.96%からわずかにシェアが減少しているが、Chromeは7.98%から8.47%へと比較的大きく伸びている。Safariも少しずつ勢力を増している。
10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | |
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Internet Explorer | 59.26 | 59.65 | 60.40 | 60.74 | 60.32 |
Firefox | 22.82 | 22.96 | 22.93 | 22.91 | 23.81 |
Chrome | 8.47 | 7.98 | 7.52 | 7.16 | 7.24 |
Safari | 5.33 | 5.27 | 5.16 | 5.09 | 4.85 |
Opera | 2.28 | 2.39 | 2.37 | 2.45 | 2.27 |
(資料:Net Applications) |
バージョン別で見ると、IEはバージョン6、7、8ともシェアが微減している。IE8はこれまで順調にシェアを伸ばしてきたが、9月から10月にかけて29.06%から29.01%へと初めて減少した。それでも、全ブラウザの中で最もシェアが多い。IE6(シェア15.01%)、IE7(9.92%)はシェアが一貫して減り続けており、IE6は間もなく15%を切りそうだ。9月半ばにβ公開されたIE9は、前月の0.1%から0.28%に伸びている。
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