四国銀行、NTTデータの地銀共同センターを利用開始――全部で11行に

NTTデータが運営する地銀共同センターのユーザーに四国銀行が加わり、さらに4行が参加を予定している。

» 2011年01月05日 14時00分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 四国銀行(本店:高知市)とNTTデータは1月4日、四国銀行の基幹業務システムをNTTデータの「地銀共同センター」に移行し、同日から運用を開始したと発表した。地銀共同センターを利用する銀行としては11行目となる。

 地銀共同センターは、NTTデータが2004年から提供する地方銀行および第二地方銀行向けの共同利用型センターで、同社は金融機関向け業務アプリケーション「BeSTA」の機能をサービスとして提供している。四国銀行では、顧客サービスの拡充や災害対策の強化、システムコストの削減を実現する目的で地銀共同センターへの移行を決め、昨年12月31日から1月3日に移行作業を実施した。

 NTTデータによれば、足利銀行と鳥取銀行、大分銀行、西日本シティ銀行でも地銀共同センターの利用準備を進めており、参加銀行は15行になる見込み。BeSTAを採用する銀行数も25行に上る。

 地銀共同センターの今後について、NTTデータは現在提供する勘定系システム業務のほか、インターネットバンキング業務機能の拡張、情報系統合データベースの構築および顧客情報の一元保有化、融資統合管理システムなどの提供を進め、その他の営業支援や経営管理系サブシステムとの連携・融合なども実現させていく計画だという。

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