SNSを整理しよう：オルタナブログ通信（4/4 ページ）

[森川拓男，ITmedia]

複数のSNSを整理する

　利用者にとって複数に入っておく必要があるかどうかは結構微妙なところですよね。放置しておいてもいいのですが、古い履歴が残っているのも何となく嫌だったので、思い切って整理しました。

　7つのSNSに参加していましたが、5つを退会（休止しました）：ベンチャービジネス千里眼

　斉藤徹氏「In the looop」のゴールドマンサックス他がFacebookへ5億ドル出資、時価総額500億ドルへ。というニュースが報じられるなど、2011年になっても、Facebookは注目を集めている。吉川日出行氏「ナレッジ！？情報共有・・・永遠の課題への挑戦」のソーシャルメディア俯瞰図2011版で紹介された図を見てもFacebookは中心軸にあるようだ。だからこそ、「Facebook終了」のニュースにユーザー騒然、混乱に便乗する攻撃もというデマも流れる。

　前回も取り上げたように、Facebookが作られていく舞台裏が描かれた映画『ソーシャル・ネットワーク』が、1月15日から全国公開される。エンターテインメントとしてもよくできているので、ぜひ多くの人に見ていただきたいが、この映画からFacebookについて見えてくることがある。

　その1つが、山岡大介氏「山岡週報」の映画「ソーシャルネットワーク」で改めて感じた「顔写真」の重要性や、野村直之氏「メタデータが拓くリアルタイムでパーソナルなサービス」のFacebook＝"顔帳" のコア機能とは、、で取り上げられている「顔写真」だ。野村氏は“顔帳”と言っているが、Facebookの軸といえば、“実名”と“顔写真”だろう。山岡氏は、「同姓同名が何人もいて、Facebook上で顔写真を公開していないときに別の山岡大介さんと間違われたことがあるのですが、公開した後はそうした間違いは無くなった」という。要するに、「顔写真があるのと無いのとでは、その人が誰かを特定するのにかかる労力が段違い」なのだ。

　山岡氏が言う、「自分や他人の顔写真をどこまでオープンにするかは日本では大変センシティブなところで、私はその点でFacebookはまだまだ日本で流行らないのでは」という点に関しては、筆者も同感だ。Facebookが日本でユーザーを伸ばしていくかどうかは、この点が鍵になるかもしれない。

　ここで、Facebookに関するエントリーから、幾つか見てもらおう。実際にFacebookを活用する際に参考になるはずだ。

ブロガー	ブログ	facebook活用術
上田修子氏	「実践！SixDegree」	facebookで嫌われない3つのコツ facebookで「友達の友達」は友達になっていいのか？
中山陽平氏	「国内・海外情報から見える『企業のWEB活用法』」	Facebookのファンページをより良くする10個のTIPS

　SNSといえば、mixiなど複数のサービスが存在する。中にはいくつものSNSの会員になっている人もいることだろう。ここで紹介したいのは吉政忠志氏「ベンチャービジネス千里眼」の7つのSNSに参加していましたが、5つを退会（休止しました）というエントリー。別に退会を勧めるわけではないが、自分が管理できない数のサービスに入っていても無意味である。吉政氏の言うように、「放置しておけばよいと思ったのですが、プロフィールの更新も面倒ですし、Linked-InとTwitterでほぼ集約できた」のであれば、不要なサービスを退会・休止するのも必要だろう。SNSの場合、プロフィールは最新にすることが望ましいが、複数になれば煩雑になってしまい、古い情報のまま公開され続けることになってしまう。「古い履歴が残っているのも何となく嫌」なのも分かる。そのうちサービスが淘汰（とうた）され、集約されていくのかもしれない。

　以上、2010年12月30日〜2011年1月5日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものを紹介した。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通してほしい。

　オルタナティブ・ブログは、新着エントリー一覧からフィード配信もされており、iPhoneやiPad、Android携帯などのモバイルツールを活用することで、外出先でも気楽にチェック可能だ。

　ブロガー一覧や、新規参加ブロガーでは、ブロガーごとにチェックできる。顔写真付きのリストから読むことができるため、親しみが持てるかもしれない。旬のブロガーは、月間ブロガーベスト30を見れば一目瞭然。TwitterやFacebookを使いアカウントを公開しているブロガーも多いので、気軽にフォローしてみるといい。

　オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。

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