Google、小売業者向け検索エンジン「Commerce Search」にInstant機能を追加

キーワード入力中に表示される候補には製品写真や価格のほか、取り扱い実店舗が近くにあれば、その住所も表示される。

» 2011年03月30日 09時20分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは3月29日(現地時間)、オンラインショップ向けサイト内検索エンジン「Google Commerce Search(GCS)」の新版、Ver. 3.0をリリースしたと発表した。

 GCSは2009年11月にスタートしたオンラインショップ向けのクラウドサービス。カテゴリー、価格、ブランドなどの各種パラメータによるソートが可能で、特売品プロモーションの設定などもできる。価格は年額2万5000ドルから。Googleによると、例えばベビー用品のオンラインショップ、米BabyAge.comは同サービス導入後、サイト内検索が64%増加し、顧客満足度も高まったという。

 Ver. 3.0の最大の特徴は、キーワード入力中に検索結果の候補を表示するGoogle Instantと同じような機能だ。GCSでは表示する候補の段階で製品写真や価格も確認できるようになっている。

 gcs

 実店舗を持っている小売業者は、検索結果に訪問者の最寄の店舗情報を表示させることができる。また、Labsの機能として、Amazon.comの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」に似たレコメンデーションツールが追加された。

 同検索エンジンは日本語にも対応しているが、本記事執筆現在、紹介ページはまだVer. 2.0のものになっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ