Appleからの決済情報を装う詐欺メール、新規ユーザーは特に注意を

詐欺メールと詐欺サイトは非常に巧妙にできているといい、初めてiTunes StoreやMac App Storeにアカウントを開設した新規ユーザーはだまされてしまうかもしれないとIntegoは警告する。

» 2011年12月27日 08時48分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 Mac専門のセキュリティ対策ソフトメーカーIntegoは12月26日のブログで、Appleからの決済情報を装った詐欺メールが出回っているとして注意を呼び掛けた。

 Integoによると、問題のメールはクリスマスの12月25日と前後して「Apple update your Billing Information」という件名で出回り、「appleid@id.apple.com」というアドレスから届いたように見せかけてある。本文は英語で「あなたのアカウントの決済情報は期限が切れています。決済情報を更新してください」などと記載され、AppleサイトのURLに見せかけたリンクをクリックしてログイン情報を入力するよう促している。

 リンク先のWebページもAppleの正規サイトそっくりに作ってあり、Apple IDとパスワードを入力すると、クレジットカード番号の入力画面が表示される。一連の手口が非常に巧妙なことから、特にクリスマスプレゼントにiPhoneやiPodをもらって初めてiTunes StoreやMac App Storeにアカウントを開設した新規ユーザーはだまされてしまうかもしれないとIntegoは警告する。

 詐欺を見分ける方法として同社は、メールに記載された「store.apple.com」のURLの上にカーソルを置くと、Appleとは無関係のドメインを使っていることが分かると解説している。

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