アステラス製薬、サーバ保守の自動化で業務効率を改善導入事例

業務プロセスをシステム化して自動的に実行するツール「NetIQ Aegis」の導入で、運用監視業務の効率を高めた。

» 2012年01月24日 14時19分 公開
[ITmedia]

 アステラス製薬は、約1000台に上る国内外のサーバの運用監視業務を効率化する目的で、ネットアイキューのプロセス自動化製品「NetIQ Aegis」を導入した。ネットアイキューが1月24日付で発表した。

 アステラス製薬では監視によって発生するアラートに対し、数万件ものイベントが未対応であったことから業務のワークフローを見直した。特にサーバ保守の時に膨大な数のアラートが発生していたが、停止解除に伴う人的ミスの発生を回避するなどの理由から無視する運用を行っていた。担当者がアラートを本当に無視してよいか識別が難しいケースがあり、作業が非効率的だったという。

 同社はネットアイキューのシステム管理ツール「AppManager」も導入しており、新たに導入したNetIQ AegisがAppManagerを制御して、業務プロセスが自動的に実行させるようにした。また、サーバの保守業務の申請を紙文書による手続きからWebシステムにも変更した。

 これにより、アラート対応に伴う作業負荷が軽減されたほか、サーバ保守業務の管理が容易になり、作業時間の変更などにも柔軟に対応できるようになったという。アステラスでは今後、適応範囲をディザスタリカバリやパンデミック対策にも広げていく予定だとしている。

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