NTTデータがカード決済ネットワークを運用変更、関東地区の災害リスクに対処

関東にある2カ所のセンターでの運用を関東と関西での運用に切り替える。

» 2012年01月25日 18時05分 公開
[ITmedia]

 NTTデータは、カード決済ネットワーク「CAFIS」および「INFOX-NET」における災害対策工事を3月に着手すると発表した。東京と千葉にある2センターでの運用を東京と大阪に変更し、災害時における運用継続性を確保する。

 今回の施策は、関東地方で大規模災害が発生した場合のリスクに備えるのが目的。現在の運用拠点はともに関東にあるため、大規模災害が発生すると運用継続が難しくなる恐れがあるという。

 工事は、まず東京のCAFISセンターのマシンを更改し、5月には千葉のCAFISセンターを大阪のセンターに移設してマシンを更改する。8月から10月にCAFISの回線制御機能を大阪のセンターに移行。9月には千葉のINFOX-NETセンターも大阪に移転する予定。

 同社によると、CAFISでのトラフィックは月間3億件近くに上り、国内での重要決済インフラになっているという。

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