学会研究会jpとマイクロソフト、医療画像の外部保存サービスを提供

医療画像データを保存できるサービスをWindows Azureプラットフォームで提供する。

» 2012年02月07日 13時50分 公開
[ITmedia]

 学会研究会jpと日本マイクロソフトは2月7日、医療画像外部保存システム「Dr. Cloud」をクラウドサービスとして提供を開始した。サービス基盤はマイクロソフトのWindows Azureプラットフォームとなっている。

 Dr. Cloudは学会研究会jpが2011年5月から提供。さらなるサービス品質の向上やコスト抑制を目的に、「保険医療機関及び保険医療養担当規則」の第9条に基づいて、医療行為が完結した日から3年以上が経過し、法令による保存義務期間を過ぎた医療画像データについて、個人を特定できない方式でWindows Azureプラットフォームに保存できるようにした。

 クラウド環境を活用することで、システムを院内などに設置する場合に比べてコストを抑制できるほか、タブレット端末などでの医療画像の読影、院内システムとクラウド環境のハイブリッド型システムの構築、画像フィルムのデジタル化から外部保管までのワンストップサービス化などが実現するという。

 サービスの提供対象はベッド数50床以上の病院。利用料は初期費用が35万円、月額利用料が3万5000円、データ保管料が1Gバイト当たり30円となっている。

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