2002年度からのプロジェクトで実現した「トキシコゲノミクスデータベース」に関わる研究をシステム面から支援した。
日立製作所は3月29日、医薬基盤研究所が中心なって2002年度から実施している、化合物の遺伝子への影響などを研究する「トキシコゲノミクスプロジェクト(TGP1)」および「トキシコゲノミクス・インフォマティクスプロジェクト(TGP2)」をシステム面から支援していることを発表した。
同社はTGP1およびTGP2で使用するシステムの構築や運用を支援。統合サービスプラットフォームの「BladeSymphony」やミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage」などの同社製品や、「サーバーサイドJava」「Oracle」、統計ソフトの「R」を活用する仕組みを導入。約10億件の大規模遺伝子発現データの解析(クラスタリング、判別分析)と毒性予測を行うシステムを実現した。データベースは日立が最適化を行い、レスポンススピードの高速化などを図った。
TGP1およびTGP2の研究成果やデータベースは30日に公開される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.