「丸亀製麺」のトリドール、新サーバ環境に「EMC VNXe」を採用導入事例

飲食チェーンを手掛けるトリドールは業務拡大に伴うサーバ環境増強のため、ネットワールドが提供するユニファイドストレージ「EMC VNXe3300」を導入した。

» 2012年06月13日 13時52分 公開
[ITmedia]

 うどんチェーン「丸亀製麺」などを展開するトリドール(神戸市)は、業務拡大に伴うサーバ環境増強のため、ネットワールドが提供するEMCジャパンのユニファイドストレージ「EMC VNXe3300」を導入した。ネットワールドが6月13日に発表した。

 トリドールは業務のIT化を推進しており、それに伴うサーバの乱立が課題になっていたという。2011年3月にはマイクロソフトの「Hyper-V Server」の導入でサーバ仮想化を実施したものの、ストレージとしてはサーバ内蔵のHDDを利用していたため、各サーバでディスクスペースの均衡がとりづらいという問題を抱えていた。

 そこで同社は2012年1月に新規サーバを2台追加し、仮想サーバの収容率向上を目指して仮想化基盤をVMware vSphere 5に移行。新たなストレージ環境としてVNXe3300を導入した。サーバとVNXe3300はギガビットイーサネットで接続し、接続プロトコルにはVMware vSphereからの扱いやすさを考慮してNFSを採用したという。

 新システムでは10台以上の仮想サーバが稼働する予定で、VNXe3300はそれらサーバ群のディスク領域として使用される。今回導入したVNXe3300はSASとニアラインSASの両ドライブを備え、SASドライブはアクセス性能が求められる本番環境で、ニアラインSASドライブはテスト環境やファイルサーバで使用するという。

 トリドールはVNXe3300の選定理由として、付属する日本語GUIの管理ツール「EMC Unisphere」による運用管理のしやすさや拡張性の高さなどを挙げている。

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