杉並区立図書館、クラウド型の図書館システムに刷新

NECが提供する公共図書館向けのクラウドサービスを杉並区が採用した。

» 2012年11月28日 19時57分 公開
[ITmedia]

 杉並区立図書館はクラウド型の図書館システムを採用した。システムを提供したNECが11月28日に発表した。

「GPRIME for SaaS/図書館」の概要 「GPRIME for SaaS/図書館」の概要

 杉並区立図書館が導入したのは、公共図書館向けのクラウドサービス「GPRIME for SaaS/図書館」。図書館システムの更改にあたって、杉並区立図書館は安全かつ確実な個人情報管理の仕組みと、最新の利用者向けサービスを短期間で導入することを目指していた。そうした要求に対し、NECは専用のネットワークやデータベースシステムを構築し、個人情報保護とセキュリティ対策を施したほか、アプリケーション機能はクラウドサービスを利用することで、将来的な変化に柔軟に対応できるようにした。例えば、RFID(無線ICタグ)を活用した自動貸出機や電子書籍の貸出サービスなどを今後容易に追加できるという。

 杉並区立図書館は、従来システムと比較して図書館全体のシステム管理および運用コストを、5年間で約4割削減できると見込む。

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