PC+スマートデバイスの世界市場、出荷数はSamsungが首位――IDC調査

PCとスマートデバイスを合わせた「スマートコネクテッドデバイス」の世界市場動向をIDC Japanが発表。ベンダー別の集荷台数シェアはSamusngがAppleを抑えてトップだった。

» 2012年12月11日 15時03分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは12月11日、PCとスマートフォン、タブレット端末を合わせた「スマートコネクテッドデバイス」市場のグローバルでの出荷状況を発表した。2012年第3四半期(7月〜9月)の出荷数は、前年同期比27.1%増の3億360万台を記録。出荷額は1404億ドルに達したという。

 ベンダー別の出荷台数シェアは、韓国Samsung Electronicsが21.8%を獲得して2期連続で首位に。米Appleは15.1%で2期連続2位となり、以下、中国Lenovo(7.0%)、米Hewlett-Packard(4.6%)、ソニー(3.6%)と続いた。

 一方、出荷総額と平均単価ではAppleがそれぞれ341億ドル(出荷総額)、744ドル(平均単価)を記録し、Samsungを上回ってトップだった。「Appleは、Samsungの総出荷台数より約2000万台少ないが、平均単価は、310ドル高い。つまりAppleは、プレミアム製品群の販売を行うことによりSamsungと異なる戦略をとっている」とIDCのライアン・リース氏(ワールドワイド モバイルデバイストラッカー プログラムマネジャー)は指摘している。

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