群馬銀行が情報系システムを刷新 統合DBを「Oracle BI」で検索可能に導入事例

群馬銀行は情報系システムを刷新し、2013年1月に稼働させる。オラクルのBIツールの導入で顧客サービス向上を目指すという。

» 2012年12月20日 20時46分 公開
[ITmedia]

 群馬銀行は、顧客サービス向上を目指して情報系システムを刷新、2013年1月4日に稼働させる。システム構築を支援した日立製作所と、ビジネスインテリジェンス(BI)製品を提供した日本オラクルが12月20日に発表した。

 新システムは、行内のデータを一元管理できる統合DBを用意し、オラクルのBI製品「Oracle BI(Business Intelligence)」を導入。これにより、行員が自ら必要な時に必要な情報を検索、入手、分析できる環境を整えたという。

 Oracle BIは、検索設定の保存や分析機能、表計算ソフトへの出力機能などを備えるBIツール。群馬銀行のデータ収集作業を簡素化し「従来約1週間かかっていたデータ取得時間を30分程度まで短縮する」(日立とオラクル)としている。またデータの保存期間も従来システムの「1カ月」から「最大10年」に拡張し、長期間でのトレンド分析を可能にするという。

 DB環境は、日立のUNIXサーバ「EP8000」とUNIX環境専用の系切替ソフト「HAモニタ」を組み合わせて構築。ストレージには「Hitachi Universal Storage Platform V」、アプリケーションサーバには「BladeSymphony BS2000」を採用した。群馬銀行は今後、データ分析による顧客サービスの向上や、内部管理強化、資料作成などの業務効率化を目指す。

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